文:ラリーズ編集部
先日、ベラルーシ卓球協会が、五輪に6大会連続で出場したブラディミル・サムソノフ(ベラルーシ)の現役引退を発表したが、9日、契約用具メーカーのTIBHAR(ティバー)が、別の声明を発表した。
TIBHARの発表によると、「サムソノフは国際大会でのプレーからは退くが、今後の卓球選手としての活動については相談しながら決断する」とのことだ。
契約メーカーTIBHARのTwitter
Vladimir Samsonov announces the end of his international table tennis career
Until the very last moment “Vladi” hoped to be in shape for the Olympic Games, but due to his long-term shoulder injury it was not possible for him to take part in Tokyo.
⬇️⬇️ pic.twitter.com/cfwBJRSCjw— TIBHAR (@tibhar_japan) July 9, 2021
サムソノフ、国際大会から退く
7月7日、ベラルーシ卓球協会がサムソノフの引退を公式インスタグラムで発表し、世界中の卓球ファンから大きな反響を呼んだ。直前にサムソノフは故障のため、東京五輪出場辞退も発表しており、引退報道は瞬く間に卓球界に広がった。
写真:鉄壁のブロックを誇るサムソノフ/提供:ittfworld
しかし、サムソノフを長年サポートしてきたTIBHARによると、「東京五輪出場断念のタイミングで、国際大会からも退く。だが、今後の卓球選手としての活動については、これからの数週間、怪我の回復を進めると同時に、家族とTIBHAR役員と相談をしながら決断をする予定である」と新たな発表を9日に行った。
つまり、ワールドツアーや世界卓球などの国際大会には出場しないが、ロシアリーグなどのクラブチームでのプレーを続行するかなど、現役引退に関しては未定となっている。
本人は「これまでのキャリアでいつも勝つ事や、どの相手でもベストを尽くす事を意識してきたが、残念ながら肩の怪我と練習をできない数ヶ月によって現時点では全力を出し切ることは難しくなってしまった」とTIBHARを通じてコメントしている。