文:ラリーズ編集部
ITTF(国際卓球連盟)が定める“卓球の日”である4月6日に、NPO法人日本ピンポン・パーキンソンが設立された。
リハビリテーションに卓球を導入
今回設立された日本ピンポン・パーキンソンとは、パーキンソン病運動機能障害の緩和のためのリハビリテーションとして卓球を普及させることを主要な活動とする法人。
パーキンソン病とは、脳の異常のために手足の震えやバランスが取れないといった身体の動きに障害が表れる病気で、主に高齢者がかかるとされている難病。そして、そのパーキンソン病のリハビリテーションとして近年卓球が注目を集めている。
日本ピンポン・パーキンソンを設立した川合寛道氏によると、卓球は他のリハビリテーションと比較して仲間たちと楽しみながら続けることが出来るため、長続きしやすく、うつに陥りやすいパーキンソン病患者の気分を和らげる心理的な効果も大きいとされている。
現在、日本ピンポン・パーキンソンは今後の具体的な活動内容として、パーキンソン病に関する情報提供及び知識の普及啓発を図り、リハビリテーションの延長としてパーキンソン病患者による卓球大会を開催を明示している。