文:ラリーズ編集部
12月21日、リオ五輪銀メダリストのペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)が、ドイツ卓球協会を通して現役引退を発表した。
リオ五輪銀メダリスト・ゾルヤが引退
ペトリッサ・ソルヤは、10年間ドイツナショナルチームでプレーし、リオ五輪で銀メダル、世界卓球2017、2019大会では混合ダブルスで銅メダルを獲得するなど、世界のトップで活躍し続けた。
写真:ペトリッサ・ゾルヤ(ドイツ)/提供:WTT
リオ五輪では準決勝の日本戦で2勝、東京五輪ではパトリック・フランチスカ(ドイツ)と組んだ混合ダブルスで、金メダリストの水谷隼(木下グループ・当時)/伊藤美誠(スターツ)ペアを敗戦の瀬戸際まで追い詰めるなど、日本選手を大いに苦しめた選手でもある。
近年は椎間板など背中の怪我に悩まされており、思うように試合に出場できない機会が続いての引退発表となった。
ドイツナショナルチームのチームメイトでもあるティモ・ボル(ドイツ)は「私にとって、彼女は今でもヨーロッパで最高の選手です。彼女の試合は、信じられないほどの才能と優れた戦術が印象的です」とコメントし、ソルヤの引退を惜しんだ。
ゾルヤは今後、2018年から続けているビジネス心理学の研究に専念するという。