文:ラリーズ編集部
3月18日、日本卓球協会は、2022年度第4回理事会を開催。理事会終了後には宮崎義仁専務理事、馬場美香常務理事がオンライン会見を行った。
今回の理事会では、2024年世界選手権釜山大会(団体戦)アジア大陸予選会ならびに釜山大会日本代表選手選考基準について、パリ五輪日本代表の選考基準などが決議された。
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第4回理事会が開催
写真:張本智和(IMG)/撮影:ラリーズ編集部
日本卓球協会では2021年から、国内選考会やTリーグ、世界卓球などに国内選考ポイントを付与し、2024年1月の全日本選手権後までの2年間で獲得したポイントの高い上位2名を、パリ五輪シングルス代表に選出すると発表している。今回の理事会では、これらの選考基準案が正式に承認された。
宮崎氏は選考基準について、「今回は選考方法について意見は出なかった」と説明。
またこの承認について馬場氏は、「選考の考え方として出しているものをここで変更することは、選手に大きな混乱を招くことが考えられた。選考レースが始まっている中、ようやく発表できてホッとしている」と説明している。
写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部
またパリ五輪選考基準の決定に加え、2024年2月に開催予定の、世界卓球2024釜山大会の選考基準も発表。世界卓球2022大会で採用されていた、選考ポイントの上位5名を選出する方法ではなく、選考ポイント上位4名と強化本部推薦1名を加えた5名が、日本代表のメンバーとなる。
世界卓球2024釜山大会日本代表選考基準は以下の通り。またパリ五輪選考基準については、3月20日に日本卓球協会のサイトに掲載される予定となっている。
世界卓球2024釜山大会日本代表選考基準
2024年世界卓球選手権釜山大会(団体戦)、アジア大陸予選のエントリー最終日30日前までのパリオリンピックシングルス選考ポイント上位から出場選手4名を選出、最後の1名は強化本部推薦とする。
また世界卓球2024大会のエントリーが、2024年全日本選手権終了前に締め切られる場合は、2023年12月末時点の、世界卓球2024大会のエントリーが、2024年全日本選手権終了後に締め切られる場合は全日本選手権終了後の、パリオリンピックシングルス選考ポイント上位から出場選手4名を選出し、最後の1名は強化本部推薦とする。