日本卓球協会、WTT中東シリーズの選手選考基準を発表 五輪代表、全日本優勝者優先 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:WTTマカオの様子/提供:ittfworld

卓球ニュース 日本卓球協会、WTT中東シリーズの選手選考基準を発表 五輪代表、全日本優勝者優先

2021.01.10

文:ラリーズ編集部

日本卓球協会は9日、2月28日~3月6日で開催予定のWTTコンテンダー、3月6日~3月13日で開催予定のWTTスターコンテンダー(ともにカタール・ドーハ)についての派遣選手選考基準を発表した。

WTTの選考基準発表

2021年、ITTFは新大会WTTを開始し、現行のワールドツアーやチャレンジシリーズなどの個人戦の大会は、WTT構想のもと、新たな名称、新たな形式の大会に置き換えられた。今大会はその先駆けとなる。

WTTコンテンダーは、男女シングルス本戦32枠(予選96枠)、男女混合ダブルス本戦16枠(予選なし)、WTTスターコンテンダーは、男女シングルス本戦48枠(予選64枠)、男女混合ダブルス本戦16枠(予選なし)と枠数が決められている。

シングルスの選手選考については以下の通り。

①東京オリンピックシングルス代表候補者は、第1優先順位にて出場できる。
②東京オリンピック団体戦代表候補者は、第2優先順位にて出場できる。
③男女2021年全日本選手権シングルス優勝者は、第3優先順位にて出場できる。
④男女2020年全日本選手権シングルス優勝者は、第4優先順位にて出場できる。
⑤男女2021年全日本選手権シングルスベスト4の選手は、第5優先順位にて出場できる。
⑥男女2021年全日本選手権ジュニア優勝者は、第6優先順位にて出場できる。
⑦上記①〜⑥選考後更に出場枠がある場合は強化本部にて決定する。

つまり、男子は張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)の東京五輪シングルス代表候補が第1優先順位、水谷隼(木下グループ)、平野美宇(日本生命)の東京五輪団体戦代表候補者が第2優先順位となる。

また、2020年全日本選手権シングルスで優勝した宇田幸矢(明治大学)、早田ひな(日本生命)は第4優先順位となっている。ダブルスに関しては、強化本部にて決定されるという。

今大会は、空港到着後PCR検査があり、指定ホテルにて48時間の隔離があり、陽性の場合は、ホテルにてさらに1週間の隔離措置がとられる。

獲得ポイントは?


写真:各大会優勝時の世界ランキングポイント/作成:ラリーズ編集部

WTTスターコンテンダーは優勝者に600ポイント、WTTコンテンダーは優勝者に400ポイントがそれぞれ世界ランキングポイントとして与えられる。

日本卓球協会は、今後の大会についての選考基準は都度発表するとしている。

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