文:ラリーズ編集部
国際卓球連盟(ITTF)は8日、2021年より行われている新大会WTT(world table tennis)の中国ハブを東京五輪後に延期するとホームページ上で発表した。当初は5月開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響から延期となった。
WTT中国が延期 東京五輪まで国際大会なしか
発表によると、中国でのWTT開催自体は6月以降の開催可能を確認していたという。しかし、各国が五輪に向けて準備を進めている現在の状況を考慮すると、渡航やトレーニングの制限などがある国際大会は延期することが、選手たちにとって最も公平で安全なものであると判断したとのことだ。
従来行われていたワールドツアーから名称や一部内容を変更し、卓球の商業化を意識して作られたWTT。コンテンダーとスターコンテンダーが3月に中東ハブとしてドーハで開催されたが、今回の中国ハブの延期も含め、それ以降の開催についてはいまだスケジュールが発表されていない。国際大会なしで東京五輪を迎える可能性も出てきている。