文:ラリーズ編集部
卓球Tリーグ男子・金沢ポートは15日、田中佑汰(たなかゆうた)との選手契約が合意したことを発表した。
5月15日現在、田中はパリ五輪代表選考ポイントで国内5位に位置する、日本卓球界注目の若手選手だ。
2021年はドイツ・ブンデスリーガ、2022年はフランスリーグで腕を磨いた22歳は、3月に愛知工業大学を卒業し、その進路選択が注目されていた。
写真:田中佑汰/撮影:ラリーズ編集部
このページの目次
田中佑汰コメント
金沢ポートを選んだ理由
金沢ポートは6季目からTリーグに新規参戦するということで、特別感があるチームだと感じていました。
西東輝監督は、愛知工業大に指導に来られた縁もあり、実際に指導を受けたこともありました。そのときに西東監督は、細かいところまで卓球を分析されているなという印象がありました。
今回金沢ポートからお話をいただいたとき、西東監督が僕を必要としてくれている、特別な熱意で誘ってくれていると感じました。必要としてくれているチームに行きたいという気持ちもあったので、金沢ポートでプレーすることを決めました。
写真:田中佑汰/提供:WTT
意気込み
地域密着を謳う金沢ポートの中で、自分は石川県出身者ではありません。その意味でも結果も求められているとは思うので、常にベストを尽くして試合に臨みたいと思います。いろんなことを学べる環境だと思うので、何事も学んで吸収するという姿勢を忘れずにやっていきたいと思います。
これまで2シーズン海外リーグに参戦していたので、他のTリーガーと比べてあまり知られていないかもしれません。
ヨーロッパリーグでは、試合後自チームだけでなく、相手チームの子供達やファンの方々も、凄かったよと声をかけに来ていただいたり、サインを求めに来て下さっていました。日本でもそんな経験が出来れば嬉しく思います。
金沢の方々をはじめファンの皆さんに応援で助けていただければ、とても力になりますので、応援よろしくお願いいたします。
写真:田中佑汰/撮影:ラリーズ編集部
西東輝監督コメント
今回、田中選手と契約に至ったことを心から嬉しく思います。田中選手のハングリーさと卓球へのひたむきな姿勢は我々が目指すチームカラーに合っています。
世界を舞台に奮闘中の彼が加われば日本一を目指せるチームになると信じています。
田中佑汰の経歴と主な戦績
生年月日:2000年11月18日
出身地:熊本県
学校:愛工大名電高校→愛知工業大学
2018年
インターハイシングルス準優勝
世界ジュニアシングルスベスト8
2019年
全日本大学選手権ダブルス優勝
全日学選抜準優勝
2021年
全日本選手権男子シングルスベスト4
WTTフィーダーデュッセルドルフ 男子ダブルス優勝(横谷晟ペア)/男子シングルスベスト4
2022年
全日本大学選手権シングルス優勝
WTTフィーダーフリーモント 男子ダブルス準優勝(篠塚大登ペア)
WTTフィーダーウェストチェスター 男子ダブルス準優勝(篠塚大登ペア)/男子シングルスベスト4
2023年
全日本選手権 混合ダブルス準優勝(田中千秋ペア)
全日本選手権男子シングルスベスト8
WTTフィーダーデュッセルドルフⅡ 男子シングルス優勝
田中佑汰インタビュー動画はこちら
前編
後編
西東輝監督就任インタビュー動画はこちら
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