文:ラリーズ編集部
1日、Tリーグは坂井一也理事長と、女子チーム・京都カグヤライズの池袋晴彦代表がオンラインで記者会見を開き、京都カグヤライズの今シーズン参加が決定したことを発表した。
京都カグヤライズが今季の参加決定
先月5月1日に異例の記者会見を開き、チーム資金難の状況とスポンサー支援のお願いをした京都カグヤライズの池袋代表。
5月末までに目安として新規約3,000万、トータルで5,000万円のスポンサー収入が獲得できなければ今季は休団する見込みだったが、5月末までにスポンサーを複数社獲得、資金面での目途が立ったため、1日の理事会で今シーズンへの参加が認められた形だ。
写真:松島美空(京都カグヤライズ)/撮影:ラリーズ編集部
エンジェル投資家の支援も
その内容は、個人のエンジェル投資家一人を含む、複数のスポンサーが決定し、その契約書や着金状況も理事会で確認した、と説明した坂井理事長。Tリーグからの融資ではなく、京都カグヤライズが京都の企業を中心にスポンサーを集めた形だということだ。「リーグとしても、京都カグヤライズの新規参入にはもっと厳しい審査が必要だったと反省している」と語った。
京都カグヤライズの池袋代表は「先日の記者会見以降、“あれは良くない”と厳しいお声もいただきましたし、逆に新たにご支援をいただいた企業もありました。これで、待っている選手にも良い報告ができます。今年は地元密着への意識をしっかりもって、協賛企業のみなさんに恩返しをしたい」と、厳しい表情を崩さなかった。
これでTリーグ2023-2024シーズンは予定通り、男子6チーム、女子6チームで戦うことになる。
>>京都カグヤライズ 5月末までにスポンサー獲得できなければ今季参加断念 「支援していただける企業を探している」