文:ラリーズ編集部
スウェーデン卓球女子のマチルダ・エクホルム(38歳、世界ランキング37位)が国際卓球連盟公式サイトで引退を発表した。
エクホルムはスウェーデン女子のエースで、7度のスウェーデン国内チャンピオンや、世界ランキング最高位20位(2017年4月)など長らく世界のトップランカーとして活躍した。
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「12歳の伊藤美誠に敗れた」のが思い出
「これまで対戦した中で倒すのが難しかった選手」に世界ランク1位の陳夢(中国)に加えて、日本の伊藤美誠(スターツ)の名前を挙げた。2012年のスペインオープンで当時12歳の伊藤に敗れたことについて「今では笑えるけど、当時はそうではなかった」と振り返った。
写真:2012年ジャパンオープンでの伊藤美誠/提供:アフロスポーツ
エクホルムは、北京五輪、ロンドン五輪と2大会続けて予選を通過しながらも、スウェーデン五輪委員会から年齢や実力の派遣基準を満たさないとして、出場を承認されず涙を飲んだが、2016年リオ五輪で34歳での悲願の五輪出場を果たした。
引退後はCOVID-19の状況を見つつ、夏の終わりにパートナーの暮らすニューヨークへ移住し、今後スウェーデンや世界の卓球にどう貢献していくかをゆっくり考えたいとコメントした。