文:ラリーズ編集部
5日、日本卓球株式会社の新商品発表会に平野早矢香(ロンドン五輪銀メダリスト)と森薗政崇(岡山リベッツ)が登場した。
2日の国内最終選考会で優勝し、世界選手権男子シングルスの代表入りを決めた森薗について平野は「残る枠が1つという後が無い緊張感の中で勝ち取れたのが本当にすごい。元々、チキータレシーブが上手く、その後はフットワークを活かしてフォアハンドで動き回る選手という印象だったが、今回はラリー中のバックハンドがとても良かった」と森薗の勝因について分析した。
森薗は「初戦が平野さんの弟(平野友樹)で、苦手意識があったが、ここで勝てて波に乗れた。オリンピックを目指すには(獲得世界ランキングポイントの高い)世界選手権への出場が必須と考えていたので、本当に嬉しいです」とコメント。
世界選手権のシングルスでは初出場となる森薗に対し、世界選手権14大会への出場経験のある平野は「ダブルスでも選ばれた場合(シングルスとダブルスの)気持ちの切り替えがとても重要になってくる。ダブルスが終わって、シングルスの試合に入る前には、疲れていても軽く打ってから、シングルスの準備をしてから臨んだ方がいい。練習は短く。シングルスならこれとこれ、ダブルスならこれとテーマを決めてやった方がいい。体力も大事になるから」と具体的にアドバイスし、森薗も真剣に耳を傾けた。
今年の世界選手権は4月21日より、ハンガリーのブダペストで行われ、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目の個人戦で各種目の世界一を決める。