文:ラリーズ編集部
6月4日から9日にかけてITTFワールドツアー・香港オープンが開催され、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの計5種目が行われた。日本勢の同士討ちも多く見られ、オリンピック代表レースの激化を予感させるワールドツアーとなった。
男子試合結果
シングルスの優勝は林高遠 (中国)。準優勝は張本智和(日本)となった。決勝の組み合わせは、2018年ワールドツアー・グランドファイナルの再戦となったが、林高遠がリベンジを果たした。水谷隼(日本)は準々決勝で張本との同士討ちに敗れ、ベスト8となった。
ダブルスは、2019年世界選手権ベスト4の林高遠/梁靖崑(中国)が優勝。意外にも初めてダブルスを組んだ吉村真晴/森薗政崇(日本)は準々決勝で、準優勝の張禹珍/林鐘勲(韓国)に敗れた。
女子試合結果
シングルスは、石川佳純、芝田沙季、伊藤美誠ら日本勢を破った王藝迪(中国)が優勝。伊藤美誠は準優勝に輝いた。準決勝では、共に中国選手を倒し、勝ち進んだ日本の伊藤美誠、平野美宇(日本)が対決。注目の“みうみま”対決は全日本女王の伊藤美誠に軍配が上がった。
ダブルスでは陳可/木子(中国)が優勝、田志希/劉恩寵(韓国)が準優勝に輝いた。木原美悠/長崎美柚(日本)は優勝ペアに準決勝で敗れたものの、石川佳純/平野美宇(日本)から金星を挙げ、ベスト4に入った。
混合ダブルス試合結果
優勝は林イン儒/鄭怡静(台湾)、準優勝は李尚洙/崔孝珠(韓国)となった。決勝トーナメント1回戦では、張本智和/早田ひな(日本)が地元香港の黄鎮廷/杜凱琹(中国香港)と対戦。地元の声援を受けた香港ペアが試合を制し、会場を大きく沸かせた。日本ペアは、あまり調整できていない中での出場であったが、大きな可能性を秘めたダブルスで、12日から札幌で開催されるジャパンオープンでも目が離せない。