三部航平「毎回冷や冷や」の同学年対決制す 敗れた青山からはエールも<全日本卓球2020> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:三部航平(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 三部航平「毎回冷や冷や」の同学年対決制す 敗れた青山からはエールも<全日本卓球2020>

2020.01.15

文:ラリーズ編集部

<天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)1月13日~19日>

15日、全日本卓球選手権大会の男子シングルス3回戦で、三部航平(専修大)が青山昇太(法政大)をゲームカウント3-0で下し、16日の4回戦に駒を進めた。

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強豪校同士でしのぎを削った絆


写真:三部航平(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

三部と青山は現在大学4年の同期で、高校時代、三部は青森山田、青山は野田学園のレギュラーとしてライバル校でしのぎを削った仲だ。

試合後、三部は「(青山とは)いつも3-2とかで勝った気がしないので、毎回毎回冷や冷やしながらやる。(この試合は)2ゲーム目が大事でした。冷静にやれて追いつけて、最後運もあって逆転できた。そのおかげで3ゲーム目簡単にいきました」と大量リードを許した2ゲーム目を逆転で制したことを勝因としてあげた。

青山とはジュニアの頃から何度も対戦があるという三部は「1回だけ負けたことがあって、あとは全部勝ってます。でもいっつも競るんですよ。今回は自分が怖がらないでやったら大丈夫だと思ってやりました」と青山との対決を振り返った。


写真:青山昇太(法政大)/撮影:ラリーズ編集部

その後、ミックスゾーンに青山も通りかかり
青山「ナイスゲーム」
三部「(社会人でも)卓球やるっしょ?」
青山「やるやる」
三部「俺ら最後だから…みたいな雰囲気めっちゃ出してたやん(笑)」
と全日本の舞台で熱いラリーを繰り広げた後は、“ノーサイドの精神”で気心が知れた間柄ならではのやりとりを見せた。

敗れた青山は「2ゲーム目、力みましたね。勝ちが見えてしまった。大学入ってからは1回も勝ってない。シンプルに強かったです」と三部の強さを認めつつ、試合を振り返った。


写真:三部航平(専修大)/撮影:ラリーズ編集部

三部は、今大会の目標として「シングルスはまずは髙見(真己・愛知工業大)と。五分かなという感じです。髙見に頑張って勝てたら、金曜日残れる。そうすると(会場の台の配列が)1列になる。あれ、かっこいいじゃないですか?(笑)」と照れ隠しからかおどけて見せると「勝ってよ~。もっと上目指そう」と青山は三部に熱いエールを送った。


写真:試合後握手を交わす青山と三部/撮影:ラリーズ編集部

大学卒業後、別のチームながら東京の実業団で卓球を続ける二人は「同学年なんでお互い一生つきまといます」と三部が笑顔を見せると、青山も「ほんとだよ」と笑いながら2人でミックスゾーンを後にした。

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詳細スコア


写真:青山昇太(法政大)/撮影:ラリーズ編集部

〇三部航平(専修大) 3-0 青山昇太(法政大)
11-5/12-10/11-3

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