文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2020年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)1月13日~19日>
17日、全日本卓球選手権は大会5日目。男子シングルスは5回戦が行われ、ベスト16が出そろった。優勝経験のある張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)や吉村真晴(名古屋ダイハツ)らが6回戦進出を決めた。
五輪代表の張本、丹羽が16強入り
写真:張本智和/撮影:ラリーズ編集部
五輪代表が内定した張本智和は実業団選手、松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)と対戦した。張本は五輪代表の力を見せつけ、4-0で勝利。試合時間わずか20分の完勝だった。
同じく五輪代表の丹羽孝希は、大学の後輩、沼村斉弥(明治大)の挑戦を受けた。丹羽は第1ゲームを落とすが、その後4ゲームを連取して勝利。先輩の意地を見せつけた。
過去に優勝経験のあるリオ五輪代表、吉村真晴(名古屋ダイハツ)は社会人1年目の渡辺裕介と対戦し、4-2で勝利した。吉村が3-2とリードして迎えた第6ゲームはデュースまでもつれる熱戦となったが、得意のサーブで得点を奪い、18-16で逃げ切った。
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世界ジュニア代表曽根が森薗を破る
写真:森薗を下した曽根翔(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部
世界ジュニア2019の代表、高校2年生の曽根翔(愛工大名電)が森薗政崇(BOBSON)を破り16強入りを果たした。森薗は12月の世界選手権代表選考会を勝ち抜き、今年の世界選手権の代表入りを決めた選手だ。ガッツあふれる戦いぶりが魅力の森薗に対して、曽根はそれに劣らぬ気迫を見せた。曽根は序盤、ゲームカウント1-2とリードを許すが、その後のゲームを連取。世界選手権代表を破り、堂々のランク入りを果たした。
会場を盛り上げたのは吉村和弘(東京アート)と平野友樹(協和キリン)の試合。ゲームカウント3-3となった最終ゲームはデュースまでもつれたが、最後は16-14で吉村が逃げ切りこの激戦を制した。
男子シングルスはベスト16が決定した。つづく男子シングルス6回戦は本日17日、16時頃から行われる。
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男子シングルス5回戦 結果
平野友樹(協和キリン) 3-4 ○吉村和弘(東京アート)
髙見真己(愛知工業大) 3-4 ○宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)
○張本智和(木下グループ) 4-0 松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)
○町飛鳥(鹿児島県体育協会)4-3 藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)
有延大夢(リコー) 0-4 ○吉田雅己(FPC)
○大島祐哉(木下グループ)4-1 郡山北斗(リコー)
○龍崎東寅(明治大) 4-0 上村慶哉(シチズン時計)
○神巧也(T.T彩たま) 4-1 田添響(木下グループ)
田添健汰(木下グループ)0-4 ○吉田海偉(東京アート)
渡辺裕介(協和キリン) 2-4 ○吉村真晴(名古屋ダイハツ)
○丹羽孝希(スヴェンソン) 4-1 沼村斉弥(明治大)
岡田崚(岡谷市役所) 2-4 ○横谷晟(愛工大名電高)
高木和卓(東京アート) 2-4 ○松山祐季(愛知工業大)
○戸上隼輔(野田学園高) 4-0 村松雄斗(東京アート)
○及川瑞基(専修大) 4-0 定松祐輔(日鉄物流ブレイザーズ)
森薗政崇(BOBSON) 2-4 ○曽根翔(愛工大名電高)
男子シングルス6回戦 組み合わせ
吉田海偉 - 宇田幸矢
丹羽孝希 - 及川瑞基
張本智和 - 横谷晟
龍崎東寅 - 神巧也
町飛鳥 - 吉田雅己
大島祐哉 - 吉村和弘
松山祐季 - 吉村真晴
曽根翔 - 戸上隼輔