栄誉ある"ランカー"の称号を得た選手たち 卓球全日本男子シングルスベスト16 | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:男子シングルス優勝の及川瑞基(木下グループ)/提供:各社

大会報道 栄誉ある“ランカー”の称号を得た選手たち 卓球全日本男子シングルスベスト16

2021.01.18

文:ラリーズ編集部

<2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)、2021年1月11日~17日>

全日本卓球選手権が閉幕した。シングルスベスト16に入った選手はランキング入りし、“ランカー”の称号を手にする。今回は男子シングルスのランカー16名を紹介する。

優勝:及川瑞基(木下グループ)


写真:男子シングルス優勝の及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

初優勝となった及川瑞基(木下グループ)は、リオ五輪銀メダリスト吉村真晴(愛知ダイハツ)、世界ランキング5位の張本智和(木下グループ)と強打者を退け、決勝に進出。森薗政崇(BOBSON)との試合は先にマッチポイントに握られるも逆転優勝を飾った。

今大会の結果

4回戦 及川瑞基 4 (6,5,3,9) 0 竹村浩輝(同志社大)
5回戦 及川瑞基 4 (10,9,2,8) 0 高見真己(愛知工業大)
6回戦 及川瑞基 4 (-5,9,8,-9,10,8) 2 吉村真晴(愛知ダイハツ)
準々決勝 及川瑞基 4 (5,8,4,-5,8) 1 張本智和(木下グループ)
準決勝 及川瑞基 4 (8,-6,-4,8,5,6) 2 吉田雅己(栃木県スポーツ協会)
決勝 及川瑞基 4 (-8,-10,5,-8,9,10,4) 3 森薗政崇(BOBSON)

準優勝:森薗政崇(BOBSON)


写真:自己最高の男子シングルス2位の森薗政崇(BOBSON)/提供:各社

準優勝は森薗政崇(BOBSON)が輝いた。篠塚大登(愛工大名電高)、田中佑汰(愛知工業大)ら若手を下し、町飛鳥(鹿児島県体育協会)、英田理志(愛媛県競対)と実力ある中堅選手にも勝利し、一気に決勝まで勝ち上がった。

今大会の結果

4回戦 森薗政崇 4 (14,7,-9,-9,10,11) 2 篠塚大登(愛工大名電高)
5回戦 森薗政崇 4 (5,7,5,-6,6) 1 町飛鳥(鹿児島県体育協会)
6回戦 森薗政崇 4 (6,9,-5,-7,4,9) 2 小林広夢(愛工大名電高)
準々決勝 森薗政崇 4 (9,7,7,-9,10) 1 英田理志(愛媛県競対)
準決勝 森薗政崇 4 (11,9,5,-13,11) 1 田中佑汰(愛知工業大)
決勝 森薗政崇 3(8,10,-5,8,-9,-10,-4) 4 及川瑞基(木下グループ)

ベスト4:吉田雅己(栃木県スポーツ協会)


写真:2年連続ベスト4に入った吉田雅己(栃木県スポーツ協会)/提供:各社

吉田雅己(栃木県スポーツ協会)は、2年連続でベスト4入りを果たした。松平健太(ファースト)、田添響(岡山リベッツ)、大島祐哉(木下グループ)とTリーガーの実力者を下したが、準決勝で及川の前に敗れた。

今大会の結果

4回戦 吉田雅己 4 (6,-11,-7,12,3,6) 2 松平健太(ファースト)
5回戦 吉田雅己 4 (8,9,6,5) 0 田添響(岡山リベッツ)
6回戦 吉田雅己 4 (6,8,-5,7,-6,-7,8) 3 大島祐哉(木下グループ)
準々決勝 吉田雅己 4 (11,8,-11,3,2) 1 龍崎東寅(明治大)
準決勝 吉田雅己 2 (-8,6,4,-8,-5,-6) 4 及川瑞基(木下グループ)

ベスト4:田中佑汰(愛知工業大学)


写真:田中佑汰(愛知工業大学)/提供:各社

田中佑汰(愛知工業大)は、ノーシードから一気に4強入りとなった。戸上隼輔(明治大)の棄権もありながらも、東京五輪代表の丹羽孝希(スヴェンソン)に打ち勝ち、嬉しい3位入賞となった。

今大会の結果

2回戦 田中佑汰 3 (-8,5,8,9) 1 熊本竜己(筑波大)
3回戦 田中佑汰 3 (3,4,5) 0 三田村宗明(リトルキングス)
4回戦 田中佑汰 W (w/o) L 戸上隼輔(明治大)
5回戦 田中佑汰 4 (-9,13,6,7,5) 1 松下大星(クローバー歯科カスピッズ)
6回戦 田中佑汰 4 (8,10,-1,-7,8,10) 2 曽根翔(愛工大名電高)
準々決勝 田中佑汰 4 (-9,5,9,-11,9,7) 2 丹羽孝希(スヴェンソン)
準決勝 田中佑汰 1 (-11,-9,-5,13,-11) 4 森薗政崇(BOBSON)

ベスト8:丹羽孝希(スヴェンソン)


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

東京五輪代表に内定している丹羽孝希(スヴェンソン)は、順調に準々決勝まで勝ち上がった。しかし、最後は20歳田中の豪打の前に沈み、ベスト8に終わった。

今大会の結果

4回戦 丹羽孝希 4 (5,5,8,-9,7) 1 皆川朝(日野自動車キングフィッシャーズ)
5回戦 丹羽孝希 4 (-8,0,7,4,-1,8) 2 谷垣佑真(愛工大名電高)
6回戦 丹羽孝希 4 (10,3,8,6) 0 吉田海偉(東京アート)
準々決勝 丹羽孝希 2 (9,-5,-9,11,-9,-7) 4 田中佑汰(愛知工業大)

ベスト8:英田理志(愛媛県競対)


写真:英田理志(愛媛県競対)/撮影:ラリーズ編集部

英田理志(愛媛県競対)は、1回戦から怒涛の勝ち上がりを見せた。吉村和弘(東京アート)、郡山北斗(リコー)と実力者を破ったが、準々決勝では森薗に攻略された。しかし、自身初のランク入りでベスト8に入る快進撃となった。

今大会の結果

1回戦 英田理志 3 (4,7,5) 0 内田拓光(大正大)
2回戦 英田理志 3 (3,5,-9,6) 1 加山雅基(愛工大名電中)
3回戦 英田理志 3 (8,9,-10,7) 1 内村英司(日本体育大)
4回戦 英田理志 W (w/o) L 岡田崚(岡谷市役所)
5回戦 英田理志 4 (10,7,10,-6,6) 1 吉村和弘(東京アート)
6回戦 英田理志 4 (10,-7,8,9,9) 1 郡山北斗(リコー)
準々決勝 英田理志 1 (-9,-7,-7,9,-10) 4 森薗政崇(BOBSON)

ベスト8:張本智和(木下グループ)


写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

東京五輪代表に内定しており、優勝候補だった張本智和(木下グループ)は、6回戦でカットマンの御内健太郎(シチズン時計)に苦しめられるも薄氷を踏む勝利。しかし、続く準々決勝では、同じ木下グループ所属の及川の安定感に屈した。

今大会の結果

4回戦 張本智和 4 (1,8,7,-7,9) 1 中村光人(愛知工業大)
5回戦 張本智和 4 (8,-7,4,9,9) 1 藤村友也(日鉄物流ブレイザーズ)
6回戦 張本智和 4 (5,-12,7,-10,-6,12,8) 3 御内健太郎(シチズン時計)
準々決勝 張本智和 1 (-5,-8,-4,5,-8) 4 及川瑞基

ベスト8:龍崎東寅(明治大学)


写真:龍崎東寅(明治大)/撮影:ラリーズ編集部

明治大4年生の龍崎東寅は、学生最後の全日本でしっかり勝ち上がった。木造勇人(愛知工業大)、神巧也(T.T彩たま)とTリーグで活躍する選手を相手に勝ち切り、5年連続のランク入りを決めた。

今大会の結果

4回戦 龍崎東寅 4 (12,6,-7,9,-10,8) 2 木造勇人(愛知工業大)
5回戦 龍崎東寅 4 (9,6,13,4) 0 一ノ瀬拓巳(日鉄物流ブレイザーズ)
6回戦 龍崎東寅 4 (-11,4,8,4,-9,9) 2 神巧也(T.T彩たま)
準々決勝 龍崎東寅 1 (-11,-8,11,-3,-2) 4 吉田雅己(栃木県スポーツ協会)

ベスト16:大島祐哉(木下グループ)


写真:大島祐哉(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 大島祐哉 4 (-9,13,3,5,-8,-9,13) 3 吉田海斗(専修大)
5回戦 大島祐哉 4 (2,-5,-6,2,7,8) 2 有延大夢(リコー)
6回戦 大島祐哉 3 (-6,-8,5,-7,6,7,-8) 4 吉田雅己(栃木県スポーツ協会)

ベスト16:御内健太郎(シチズン時計)


写真:御内健太郎(シチズン時計)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

2回戦 御内健太郎 3 (8,4,4) 0 荻原典和(北海道アスティーダ)
3回戦 御内健太郎 3 (11,10,-11,7) 1 星優真(東山高)
4回戦 御内健太郎 4 (-8,9,-11,6,7,-5,9) 3 横谷晟(愛工大名電高)
5回戦 御内健太郎 4 (-7,3,9,8,2) 1 沼村斉弥(明治大)
6回戦 御内健太郎 3 (-5,12,-7,10,6,-12,-8) 4 張本智和(木下グループ)

ベスト16:曽根翔(愛工大名電高)


写真:曽根翔(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 曽根翔 4 (-10,5,4,11,6) 1 櫻井倭(鶴岡東高)
5回戦 曽根翔 4 (9,-10,-6,-9,7,6,9) 3 上田仁(岡山リベッツ)
6回戦 曽根翔 2 (-8,-10,1,7,-8,-10) 2 田中佑汰(愛知工業大)

ベスト16:吉村真晴(愛知ダイハツ)


写真:吉村真晴(愛知ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 吉村真晴 4 (9,5,-7,6,-10,6) 2 小野寺翔平(中央大)
5回戦 吉村真晴 4 (4,5,8,14) 0 村松雄斗(東京アート)
6回戦 吉村真晴 2 (5,-9,-8,9,-10,-8) 4 及川瑞基(木下グループ)

ベスト16:小林広夢(愛工大名電高)


写真:小林広夢(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

1回戦 小林広夢 3 (-8,-6,7,8,3) 2 田中侑人(愛知工業大)
2回戦 小林広夢 3 (-7,11,8,4) 1 飯野峻輔(MD相模)
3回戦 小林広夢 3 (-15,9,11,-11,10) 2 上江洲光志(東京アート)
4回戦 小林広夢 4 (13,-6,7,-5,6,9) 2 松下海輝(日鉄物流ブレイザーズ)
5回戦 小林広夢 4 (-6,-12,4,6,8,8) 2 鈴木笙(静岡学園高)
6回戦 小林広夢 2 (-6,-9,5,7,-4,-9) 4 森薗政崇(BOBSON)

ベスト16:神巧也(T.T彩たま)


写真:神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 神巧也 4 (7,6,-6,7,7) 1 中村煌和(愛工大名電中)
5回戦 神巧也 4 (-5,9,15,7,2) 1 高木和卓(東京アート)
6回戦 神巧也 2 (11,-4,-8,-4,9,-9) 4 龍崎東寅(明治大)

ベスト16:郡山北斗(リコー)


写真:郡山北斗(リコー)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 郡山北斗 4 (-5,7,10,8,8) 1 渡井丈人士(駒澤大)
5回戦 郡山北斗 4 (-8,8,-9,8,8,7) 2 松山 祐季(愛知工業大)
6回戦 郡山北斗 1 (-10,7,-8,-9,-9) 4 英田理志(愛媛県競対)

ベスト16:吉田海偉(東京アート)


写真:吉田海偉(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

今大会の結果

4回戦 吉田海偉 4 (6,8,4,-4,5) 1 宮本春樹(愛知工業大)
5回戦 吉田海偉 4 (9,7,7,5) 0 定松祐輔(日鉄物流ブレイザーズ
6回戦 吉田海偉 0 (-10,-3,-8,-6) 4 丹羽孝希(スヴェンソン)

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