文:ラリーズ編集部
<2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月24日~30日 場所:東京体育館>
25日、全日本選手権は二日目を迎え、男子ダブルス1回戦に大栗寛(徳島大正銀行)/森拓眞(個人)ペアが出場した。
大会最年長で25回目の出場
55歳の大栗は、今大会の最年長出場選手。全日本出場回数は驚異の25回を数える、まさに「生きる鉄人」。そんな大栗/森ペアは、兵庫県の強豪・育英高校の青山貴洋/髙橋慶太ペアと対戦した。
写真:大栗寛(写真左・徳島大正銀行)と森拓眞/撮影:ラリーズ編集部
大栗は、ペンホルダーながら両面に表ソフトを貼り、片面に貼る「アタック8」で変化をつけるプレーで高校生ペアを翻弄。しかし、徐々に相手の勢いに押され、最後はゲームカウント1-3で敗退。勝利を挙げることこそ叶わなかったが、年齢を感じさせないハツラツとしたプレーで数多くの見せ場を作った。
試合後、大栗に話を聞いた。
試合後インタビュー
試合を振り返って
1セット目逆転で取れたのが大きかったが、そこからもう一つ勝負のところで、あと一本が取れなかったのが悔いが残る。
表ソフトのボールは効いていたと思うが
「アタック8」というラバーを裏面に貼っているが、最近それを反転して使っている。両面貼っているが、表表。それがちょっと特殊なラバーで、レシーブで効いた感じはした。
今回大会最年長並びに全日本出場25回目だが、改めて感じることは
やっぱり全日本は特別な試合。これからも試合に顔を出して、より一層練習しようかと思っている。
60歳で全日本の舞台に立つ目標は今も変わらないか
変わっていない。60歳でも立ちたいし、できればそれ以降も予選には出て、チャンスがあれば出たいと思っている。
徳島で若い世代に「自分を越えていけ」と思うか
卓球協会の方で練習相手をさせてもらっているので、そういう気持ちはある。強くなって自分を越えて出ていってもらいたい。ただ、譲るということはない。
普段の仕事と練習のバランスは
会社に理解はしてもらっているので残業は無く、19時ぐらいから練習している。週3回ぐらい練習で、試合の1週間前になると毎日ボールには触る。
男子ダブルス1回戦結果
大栗寛/森拓眞 1-3 青山貴洋/髙橋慶太(育英高)〇
12-10/9-11/7-11/10-12
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