55歳で25回目の全日本出場の大栗寛「60歳でもこの舞台に立ちたい」<全日本卓球2022> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:大栗寛(徳島大正銀行)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 55歳で25回目の全日本出場の大栗寛「60歳でもこの舞台に立ちたい」<全日本卓球2022>

2022.01.26

文:ラリーズ編集部

<2022年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月24日~30日 場所:東京体育館>

25日、全日本選手権は二日目を迎え、男子ダブルス1回戦に大栗寛(徳島大正銀行)/森拓眞(個人)ペアが出場した。

大会最年長で25回目の出場

55歳の大栗は、今大会の最年長出場選手。全日本出場回数は驚異の25回を数える、まさに「生きる鉄人」。そんな大栗/森ペアは、兵庫県の強豪・育英高校の青山貴洋/髙橋慶太ペアと対戦した。


写真:大栗寛(写真左・徳島大正銀行)と森拓眞/撮影:ラリーズ編集部

大栗は、ペンホルダーながら両面に表ソフトを貼り、片面に貼る「アタック8」で変化をつけるプレーで高校生ペアを翻弄。しかし、徐々に相手の勢いに押され、最後はゲームカウント1-3で敗退。勝利を挙げることこそ叶わなかったが、年齢を感じさせないハツラツとしたプレーで数多くの見せ場を作った。

試合後、大栗に話を聞いた。

試合後インタビュー

試合を振り返って

1セット目逆転で取れたのが大きかったが、そこからもう一つ勝負のところで、あと一本が取れなかったのが悔いが残る。

表ソフトのボールは効いていたと思うが

「アタック8」というラバーを裏面に貼っているが、最近それを反転して使っている。両面貼っているが、表表。それがちょっと特殊なラバーで、レシーブで効いた感じはした。

今回大会最年長並びに全日本出場25回目だが、改めて感じることは

やっぱり全日本は特別な試合。これからも試合に顔を出して、より一層練習しようかと思っている。

60歳で全日本の舞台に立つ目標は今も変わらないか

変わっていない。60歳でも立ちたいし、できればそれ以降も予選には出て、チャンスがあれば出たいと思っている。

徳島で若い世代に「自分を越えていけ」と思うか

卓球協会の方で練習相手をさせてもらっているので、そういう気持ちはある。強くなって自分を越えて出ていってもらいたい。ただ、譲るということはない。

普段の仕事と練習のバランスは

会社に理解はしてもらっているので残業は無く、19時ぐらいから練習している。週3回ぐらい練習で、試合の1週間前になると毎日ボールには触る。

男子ダブルス1回戦結果

大栗寛/森拓眞 1-3 青山貴洋/髙橋慶太(育英高)〇
12-10/9-11/7-11/10-12

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