森薗政崇支援の強化合宿で自信 静岡学園エース・鈴木笙、16強入り<全日本卓球2021> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 森薗政崇支援の強化合宿で自信 静岡学園エース・鈴木笙、16強入り<全日本卓球2021>

2021.01.12

文:ラリーズ編集部

<天皇杯・皇后杯2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)、2021年1月11日~17日>

全日本卓球選手権は大会2日目が終了し、男女ジュニアシングルスでベスト16が出揃った。男子ジュニアシングルスでは、ベスト16の半数を愛工大名電中高勢が占めている。そんな中、静岡学園高のエース鈴木笙(すずきしょう)が坂井雄飛(愛工大名電中)を下し、16強入りを決めた。

地元大阪で鈴木が躍動

今大会ノーシードの鈴木は、大会初日の1回戦から登場し、3回戦まではゲームカウント3-0のオールストレート勝ちで4回戦に進出してきた。


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

4回戦では、愛工大名電中のサウスポー坂井と対戦したが、「相手の動画をしっかり見て、プレーを予測して試合に入ることができました」と入念な準備が功を奏し、ゲームカウント3-1で打ち勝った。


写真:鈴木に敗れた坂井雄飛(愛工大名電中)/撮影:ラリーズ編集部

開催地である大阪府出身の鈴木は、大阪の強豪クラブチーム・育徳クラブで中学まで腕を磨いた。全国中学校卓球大会シングルスベスト16、全日本選手権カデットの部(14歳以下シングルス)ベスト8の実績を持ち、高校からは静岡学園の門を叩いた。現在は、エース兼主将としてチームを牽引している。

森薗政崇の支援大会の経験で自信

ここ1年間、新型コロナウイルスの影響でインターハイなどを筆頭に大きな試合がほとんど行われなかった。しかし、鈴木は「基礎練習をしっかりして安定感を高めることを意識し、全国でベスト4に入れるようにという気持ちで取り組んでいました」と気持ちを切らすことなく、練習に励んできた。


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

また、コロナ禍で大会がない中、プロ卓球選手の森薗政崇(BOBSON)が高校生のための強化合宿を静岡で複数回開催し、静岡学園高も参加。そこでの経験も今大会に活きているという。

「森薗さんの支援大会でたくさん試合することができたので、自分の得意なパターンや試合の勝負所でのポイントの取り方など、競った場面でも自信を持ってプレーできるようになった。格上の選手にも最近の東海大会で勝つことができたり、メンタルの部分でも自分に自信を持ってできている」と成長した実感を語る。


写真:鈴木笙(静岡学園高)/撮影:ラリーズ編集部

13日の5回戦(8決定戦)では、鈴木颯(愛工大名電高)との対戦が決まっている。「表彰台を目指せるように1試合1試合集中して、勝てるよう頑張ります」と意気込んだ鈴木。地元大阪で表彰台を目指す鈴木のプレーから目が離せない。

>>森薗政崇の“感謝と恩返し” 「卓球界の役に立ちたい」と高校生強化合宿開催

鈴木笙のジュニア男子シングルスここまでの結果

1回戦

鈴木笙 3-0 髙橋大策(北科大高)
11-7/11-7/11-6

2回戦

鈴木笙 3-0 前原椿樹(東海大菅生高)
11-2/11-6/11-6

3回戦

鈴木笙 3-0 木方圭介(野田学園中)
11-5/11-8/11-5

4回戦

鈴木笙 3-1 坂井雄飛(愛工大名電中)
11-9/7-11/11-6/11-8

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>>鈴木笙(静岡学園高)の用具紹介|俺の卓球ギア#80