文：ラリーズ編集部
＜2021年全日本卓球選手権大会（一般・ジュニアの部）、2021年1月11日～17日＞
全日本卓球選手権は大会6日目を迎えた。女子シングルス準々決勝で木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎・東京都）が平侑里香（サンリツ・東京都）をゲームカウント
木原美悠が完勝
今大会、ジュニア女子シングルスでは自身初戦の3回戦で敗退していた木原。
「今回ジュニアでは1回目で負けてしまって、気持ちをしっかり準備していこうと話し、思い切りやった」とスーパーシードとして臨んだ一般女子シングルスでは、4、5、6回戦を勝利。中でも6回戦では、東京五輪代表に内定している平野美宇（日本生命）を下し、勝ち上がってきた。
写真：木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）/撮影：ラリーズ編集部
対する平は、実業団のサンリツで主将を務め、木原と同じく、右シェーク異質型でプレーする。2018年全日本社会人シングルスでは優勝している実力者だ。
写真：平侑里香（サンリツ）/撮影：ラリーズ編集部
試合は、木原が鋭いバックハンドやフォアでのカウンターを随所に決め、常に主導権を握る。2、3ゲーム目はデュースにもつれ込むも、あと1点を取らせなかった木原が、準決勝進出を決めた。
写真：木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）/撮影：ラリーズ編集部
2019年大会では準優勝を果たしている16歳の木原は、2度目の決勝進出をかけて17日の準決勝で石川佳純（全農）と対戦する。
木原美悠コメント
木原は「1ゲーム目から自分の得意なサーブからの攻撃が決まっていたのが良かった。3ゲーム目接戦になって、最後まで我慢して勝てたのは大きい」と振り返った。
写真：平侑里香（サンリツ）/撮影：ラリーズ編集部
平は木原と同じく表ソフトラバーを操る選手とあって、戦い方を意識したという。
「自分から打っていかないと勝つことが難しいので、自分から先手を取ることがすごく大事。バック対バックになったときは、今持っているバックを全力で振ることを意識しました」。
写真：木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）/撮影：ラリーズ編集部
準決勝の石川戦に向けては「相手はすごく強くて、五輪の舞台も何回も経験しているので、思い切って勝てたらいいなと思います。もちろん勝つことが目標。1本1本自分の実力を出せて勝てれば嬉しいです」と意気込みを語った。
女子シングルス準々決勝結果
写真：木原美悠（JOCエリートアカデミー/星槎）/撮影：ラリーズ編集部
平侑里香 0-4 〇木原美悠
8-11/10-12/12-14/6-11
木原美悠インタビュー
