五輪代表、ノーシードから快進撃、5年連続ランカー…男子8強は実力者勢ぞろい | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 五輪代表、ノーシードから快進撃、5年連続ランカー…男子8強は実力者勢ぞろい

2021.01.16

文:ラリーズ編集部

<2021年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)、2021年1月11日~17日>

全日本選手権大会6日目、男子シングルス準々決勝4試合が行われる。各試合の見どころを紹介する。

男子シングルス準々決勝組み合わせ

丹羽 孝希(スヴェンソン・東京都)- 田中 佑汰(愛知工業大・愛知県)
森薗 政崇(BOBSON・東京都)- 英田 理志(愛媛県競対・愛媛県)
及川 瑞基(木下グループ・鹿児島県)- 張本 智和(木下グループ・神奈川県)
吉田 雅己(栃木県スポーツ協会・栃木県)- 龍崎 東寅(明治大・東京都)

丹羽孝希 – 田中佑汰


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

東京五輪代表に内定している丹羽孝希(にわこうき・スヴェンソン)は、愛知工業大学の田中佑汰(たなかゆうた)と対戦する。田中は、今季からTリーグ岡山リベッツに参戦して勝ち星も挙げており、前中陣どこからでも放てる威力ある両ハンドドライブが持ち味だ。

丹羽も「若手が相手で勢いがあると思うが、向かっていって何とか勝てれば」と警戒心を強めている。ラリーになる前の早い段階で勝負を決められるかが鍵になる。

森薗政崇 – 英田理志


写真:英田理志(愛媛県競対)/撮影:ラリーズ編集部

初のランク入りを果たした英田理志(あいださとし・愛媛県競対)は、森薗政崇(もりぞのまさたか・BOBSON)と対戦する。

英田は、カットと攻撃を織り交ぜた独特のスタイルで、今大会はノーシードから一気にベスト8まで駆け上がってきた。チキータや早い打点でのプレーを得意とする森薗を相手に、どのような卓球を見せるのかも注目だ。

及川瑞基 – 張本智和


写真:及川瑞基(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

同じ木下グループ所属の張本智和(はりもとともかず)と及川瑞基(おいかわみずき)が準々決勝で激突する。

両者は同じ仙台ジュニアクラブ出身で、及川は張本の両親から指導を受けていた経験もある。及川は今季から参戦したTリーグではシングルス6勝を挙げており、ドイツ・ブンデスリーガに参戦していた頃にはティモ・ボル(ドイツ)に勝利したこともある。御内健太郎(シチズン時計)との激戦をくぐり抜け、勝ち上がってきた優勝候補筆頭の張本の勢いを止められるか。

吉田雅己 – 龍崎東寅


写真:龍崎東寅(明治大学)/撮影:ラリーズ編集部

吉田雅己(よしだまさき・栃木県スポーツ協会)と龍崎東寅(りゅうざきとんいん・明治大学)の試合も必見だ。

エリートアカデミー出身の龍崎は、安定した両ハンドドライブを武器に、5年連続の全日本ランク入りを決めている。エリートアカデミー、明治大学と日本代表級の他選手の影に隠れて目立たない存在ではあるが、実力は日本トップクラスの実力者だ。今回も木造勇人(愛知工業大学)、神巧也(T.T彩たま)を下し、8強入りしている。


写真:吉田雅己(栃木県スポーツ協会)/撮影:ラリーズ編集部

対する吉田は、松平健太(ファースト)、田添響(岡山リベッツ)、大島祐哉(木下グループ)と強打者を相手に巧みな戦術を駆使して勝ち上がってきた。2大会連続のベスト4入りを目指す。

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