文:ラリーズ編集部
<天皇杯・皇后杯 2023年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日時:1月23日~29日 場所:東京体育館>
29日、全日本卓球選手権大会最終日、石川佳純(全農)は女子シングルス準決勝で早田ひな(日本生命)にゲームカウント0-4で敗れた。
石川は、20度目の全日本出場となった今大会、女子シングルス3位という結果で戦い終えた。
試合後、石川が報道陣のコメントに答えた。
石川佳純コメント
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
準決勝を終えて率直な気持ち
先手を取れることがほとんどなくて、有利な展開に持っていけなかった。結果的にこのラリーだと勝つのが厳しいなと思っていました。
早田選手が今回は私のフォア側に振ってきていて、今まではどちらかというとバック対バックの勝負だったんですが、フォア側に振られてしまって自分自身が遅れてしまったっていうのとサーブレシーブであまり先手を取っていけなかったです。
満足はしていないですけれども、ベスト4に入れたことは嬉しいです。
全日本で観客の前でプレーしてみて
久しぶりに有観客で満員の全日本でプレーできてすごく嬉しかったですし、たくさんの方が拍手を送ってくださってありがたいなという気持ちでプレーしました。
もう一試合できたらよかったんですけれど、うまくいかなかったです。ただ、大会を通してたくさんの方に声援をいただいて本当に嬉しかった。
有観客でやる試合はやっぱりいいなって思いましたし、コロナがだんだん明けてきていて有観客になるところまで卓球を続けられてよかったです。
写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部
21度目の全日本に向けては
まずは自分の目標と決めた大会に向けて頑張りたい。1年後にまた目標ができたらいいなと思いますし、とりあえずは目の前の試合を全力で頑張っていきたいです。
五輪選考のポイントがどの大会にもついてくると思うんですが、自分が勝つこと、強くなることを忘れずに、自分の卓球を意識することを崩さずにしっかり目の前の試合を戦っていきたいです。
今大会ベスト4でしたが全日本に出て得られることとは
全日本選手権に出る選手は、本当に全日本に勝つための準備をして全力で戦うと思うので、そこで自分の力も知ることができる。
今回ベスト4に入れたのはすごく嬉しい部分は大きいですし、13歳の時に初めてベスト4に入ったんですけれども、30歳になる年にまたベスト4に入れて、長く続けてきたことで学んだこともたくさんあります。
連覇していたこともあったし、続けてトップレベルでやり続けられているということは嬉しいことですしありがたいことだなと感じています。