村田咲紀「クラブチームプレーヤーの星になれるように」"ノンプレッシャー"の社会人卓球で全日本3勝<全日本卓球2025> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:村田咲紀(Spethan)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 村田咲紀「クラブチームプレーヤーの星になれるように」“ノンプレッシャー”の社会人卓球で全日本3勝<全日本卓球2025>

2025.01.22

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Rallys編集長。学生卓球を愛し、主にYouTubeでの企画を担当。京都大学卓球部OB。戦型:右シェーク裏裏

<天皇杯・皇后杯 2025年全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部) 日程:2024年1月21~26日 場所:東京体育館(東京)>

22日、2025年全日本卓球選手権大会は大会2日目を迎え、一般女子シングルス3回戦が行われた。

兵庫県代表の村田咲紀(Spethan/関西学院大学出身)は、平野美宇(木下グループ)の妹として注目を浴びる平野亜子(都留文科大)と対戦。報道陣が注目する中での試合となったが、社会人らしい落ち着いたプレーを見せて、ゲームカウント3-1で勝利した。


写真:村田咲紀(Spethan)/撮影:ラリーズ編集部

神戸松蔭女子学院大学や母校の関西学院大学など強豪校がひしめく兵庫県予選を突破した村田は、全日本の舞台でも日本リーガーを撃破するなど、ベスト64まで駒を進めている。

普段は仕事をしながら休みの日などに練習する普通の社会人プレーヤーである村田。全日本で勝ち上がれている要因について、試合後に話を聞いてみた。

村田咲紀、試合後のコメント


写真:村田咲紀(Spethan)/撮影:ラリーズ編集部

――まずは3回戦の平野亜子選手との試合はいかがでしたか?
村田咲紀:平野選手は、すごく独特なボールで最初やりづらかったんです。最後の方はお互いのボールにも慣れてきたこともあり、結構ラリーが続いて、要所で決めきれたのが良かったです。

社会人の“ノンプレッシャーのプレー”を出し切れてよかったなって思います(笑)。

――勝ち上がれている要因はその“ノンプレッシャー”な部分でしょうか?
村田咲紀:組み合わせ的にも相性が良かったということもあるんですけど、楽しくノンプレッシャーで振り切れるので、それが要因の1つかなと思います。


写真:村田咲紀(Spethan)/撮影:ラリーズ編集部

――普段の練習量はどれくらいですか?
村田咲紀:仕事が繁忙期の時期はほとんど練習できないこともあります。普段は1週間に1回か2週間に1回やる程度ですね。
――社会人プレーヤーは、学生のように満足いくまで練習ができるわけではないと思います。

少ない練習量で勝ち上がるにはどういうことが大事なのでしょうか?

村田咲紀:やっぱりサービスが大事です。サービスが上手ければ3球目も有利に行けるますし、大事なところで1本自信を持ってプレーができます。

あとはメンタルですね。学生時代はメンタルが弱くて、大事なとこでミスしてしまうことが多くて、惜しいところで負けてばかりでした。

今は本当にプレッシャーなく、楽しくやらせてもらっています。

――次の4回戦ではスーパーシードの髙橋あかり選手(中央大学)との対戦ですが、意気込みはありますか?
村田咲紀:大学4年生以来のスーパーシードとの対戦です。クラブチームプレーヤーの星になれるように頑張ります!

村田咲紀、今大会の勝ち上がり

1回戦

〇村田咲紀(Spethan) 3-0 鈴木美芙由(石田卓球クラブ)
11-8/13-11/11-7

2回戦

〇村田咲紀(Spethan) 3-1 原田杏菜(豊田自動織機)
8-11/11-9/11-8/11-9

3回戦

〇村田咲紀(Spethan) 3-1 平野亜子(都留文科大)
11-6/11-9/3-11/11-6

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