大会報道 【卓球】石川が今年2度目のワールドツアー制覇<ITTFチェコOP 女子最終日の結果>
2018.08.27
文:ラリーズ編集部
*写真は石川佳純(全農)
<ITTFワールドツアー・チェコオープン(オロモウツ)、2018年8月21日〜26日>
石川がドイツオープンぶりのワールドツアー優勝
26日に大会最終日となったワールドツアー・チェコオープンでは、各種目で決勝戦が行われた。
女子一般シングルスの決勝に石川佳純(8月度世界ランキング4位・25歳)=全農=が女子一般シングルスで勝ち残り、文佳(同178位・29歳)=中国=と対戦した。文佳は今大会準々決勝にて伊藤美誠(同6位・17歳)=スターツSC=にフルゲームの末勝利した強敵だ。
第1ゲームを奪われた石川はフォアハンドの鋭いカウンターや、強化してきたサーブが効き、第2、3ゲームを取り返す。
文佳の反撃に遭い、ゲームカウント2-2となるもそこから石川の猛攻が始まりゲームカウント3-2、点数は10-8とマッチポイントを迎えた、しかし文佳が驚異的な粘りを発揮し、10-10のデュースに持ち込まれる。(卓球では10-10になった場合、先に2点差をつけたほうが勝利となる。)
効果的だった巻き込みサーブ(手首を内側に巻き込むようにして横回転をかけるサーブ)を出し、サービスエースを奪った石川だったが、ここで文佳がレット(サーブがネットに引っかかり入った場合、やり直しとなる)を主張し、ゲームは一時中断に。多くの選手が集中力を途切らせやすい悪い中断ではあったものの、集中力を保った石川が決め切り、石川は今年3月に開催されたドイツーオープン以来のワールドツアー優勝を飾った。
女子 チェコオープン最終日の結果
女子一般シングルス
<決勝>
○石川佳純 4-2 文佳(中国)
8-11/11-8/11-4/7-11/11-6/13-11
女子一般ダブルス
<決勝>
サン・ジャイ(クロアチア)/ゼン・ジャン(シンガポール) 0-3 ○劉高陽/張瑞(中国)
6-11/11-13/2-11
女子 チェコオープン最終結果
女子一般シングルス
<優勝>
石川佳純
<準優勝>
文佳(中国)
<ベスト4>
芝田沙季、武楊(中国)
女子一般ダブルス
<優勝>
劉高陽/張瑞(中国)
<準優勝>
サン・ジャイ(クロアチア)/ゼン・ジャン(シンガポール)
女子U21シングルス
<優勝>
王芸迪(中国)
<準優勝>
陳可(中国)
<ベスト4>
長崎美柚、張瑞(中国)