文:ラリーズ編集部
<インターハイ2019 2019年8月16日~8月20日>
インターハイも折り返しとなる大会3日目の18日、男子ダブルスの4回戦から決勝まで行われた。
全国から集まった強豪校の中から勝ち抜き、決勝までたどり着いたのは野田学園(山口)の戸上/宮川ペアと、愛工大名電(愛知)の加山/曽根ペア。
第1シードの戸上/宮川ペアは男子学校対抗準決勝で相手ペアをストレートで下すと、その後もダブルスの4回戦から大野/吉田ペア(遊学館・石川)などの強敵を破り続けた。
対する加山/曽根ペアは、男子学校対抗準決勝で大野/吉田ペアにストレートで敗戦。個人戦に響くことが心配されたが、気迫のこもったプレーで手塚/藤木ペア(明徳義塾・高知)などに勝ち、決勝までこぎつけた。
>>愛工大名電、4連覇まであと1勝<卓球・インターハイ2019 男子学校対抗>
戸上/宮川が先手を取り続け、優勝
写真:団体戦での戸上隼輔(写真左)/宮川昌大(写真右)/撮影:ラリーズ編集部
試合は激しいラリー戦になるかと思われたが、戸上/宮川ペアの台上プレーの上手さが光り、意外にもストレートで決着がついた。
1ゲーム目、互いに様子を見ながらも前陣での鋭いドライブの打ち合いで始まる。しかし、戸上/宮川ペアは台上で先手を取ったり、先に打ち込まれてもコースを突いたブロックで相手を台から下げたりと、ラリーの主導権を握った。
戸上/宮川ペアは、1ゲーム目を奪うと、2ゲーム目は相手の意表を突くツッツキなどを多用。そこからカウンターを狙う作戦を取り、驚異の9点連取で2ゲーム目も奪う。
優勝に王手をかけた戸上/宮川ペアに対して、加山/曽根ペアは食らいつき、3ゲーム目は先手を取られても1本つなぎ、パワーで上回るラリー戦に持ち込む。
しかし、戸上/宮川は、再び的確なコース取りでラリーを支配するなどして、中盤まで互角に試合を進めた。終盤でも集中力が切れない戸上/宮川ペアが連続得点で一気に名電ペアを突き放し、優勝を決めた。
男子ダブルス決勝
写真:惜しくも優勝を逃した加山裕(写真左)/曽根翔(写真右)ペア/撮影:ラリーズ編集部
〇戸上隼輔/宮川昌大(野田学園・山口) 3-0 加山裕/曽根翔(愛工大名電・愛知)
11-9/11-2/11-7