伊藤美誠、初優勝 張本智和は地元仙台で2連覇達成<ジャパントップ12> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 伊藤美誠、初優勝 張本智和は地元仙台で2連覇達成<ジャパントップ12>

2019.12.23

文:ラリーズ編集部

<LIONカップ第24回卓球ジャパントップ12 SENDAI(兼2020世界卓球日本代表最終選考会) 2019年12月21日~12月22日>

22日、カメイアリーナ仙台で開催されたLIONカップ第24回卓球ジャパントップ12(兼2020世界卓球日本代表最終選考会)は最終日を迎えた。大会2日目は、初日に行われた第1ステージの上位2名と日本人の中で世界ランキングが上位の2名、計4名が優勝を争う第2ステージが行われた。

男子は張本智和(木下グループ)、丹羽孝希(スヴェンソン)、森薗政崇(BOBSON)、神巧也(T.T彩たま)が、女子は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)、早田ひな(日本生命)が出場した。

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張本が地元仙台で2連覇


写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

男子の準決勝は、張本vs神、丹羽vs森薗という組み合わせとなった。張本と神の試合は、張本が神を圧倒し、4-0で勝利。一方、丹羽と森薗の青森山田OB対決は、丹羽が先に2ゲームを連取するも、森薗が続く第3、4ゲームを連取する激戦となった。しかし、最後は丹羽がサーブを効かせて主導権を握り、4-2で勝利した。

男子決勝は、張本と丹羽の対戦となった。張本と丹羽は、今シーズンは3度対戦しており、2勝1敗で張本が勝ち越している。4度目の対戦となる今回は、地元の応援を味方につけた張本がストレートで勝利し、2連覇を達成した。試合後、張本は、「仙台の皆さんの前で絶対勝ちたいなと思っていた。2020年に向けてこの仙台からスタートできたのは非常に嬉しい」と喜びを語った。

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男子 詳細スコア


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

準決勝

〇張本智和 4-0 神巧也
11-3/11-5/11-4/11-7

〇丹羽孝希 4-2 森薗政崇
11-5/11-4/9-11/8-11/11-3/11-7

決勝

〇張本智和 4-0 丹羽孝希
11-4/11-9/11-8/11-5

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伊藤美誠が黄金世代対決を制し優勝


写真:伊藤美誠(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

女子の準決勝は、伊藤vs早田、石川vs平野という組み合わせとなった。黄金世代対決となった伊藤と早田の試合は、五輪代表選考基準を満たした伊藤が要所を締め、4-2で勝利した。一方、最近まで五輪代表争いを繰り広げていた石川と平野の対戦は、思い切りのよい攻めで平野が勝利。先日のノースアメリカンオープン決勝のリベンジを果たした。


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

決勝は、同じ黄金世代である伊藤と平野の“みうみま対決”となった。幼い頃から切磋琢磨してきた二人の対決は今シーズン4度目。勝利を目指す平野は1ゲーム目を先取し、その後も奮闘したが、2ゲーム目からは伊藤が4ゲーム連取し、試合は4-1で伊藤の勝利となった。伊藤はトップ12初優勝を果たした。伊藤は試合後に、「無敗の女を目指して頑張っていきたい」と2020年に向けての意気込みを語った。

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女子 詳細スコア


写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

準決勝

〇伊藤美誠 4-2 早田ひな
11-6/1-11/12-14/11-5/11-6/12-10

石川佳純 2-4 〇平野美宇
10-12/13-11/7-11/7-11/11-3/9-11

決勝

〇伊藤美誠 4-1 平野美宇
9-11/13-11/11-7/17-15/11-5

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