文:ラリーズ編集部
<明治大学卓球部90周年記念事業・ドリームゲーム 10月18日・明治大学卓球部練習場>
18日、明治大学卓球部ドリームゲームにて現役とOBオールスターが対戦し、OBオールスターは2-3で惜敗した。OBオールスターの平野友樹(協和キリン)、森薗政崇(BOBSON)、神巧也(T.T彩たま)が後輩との熱戦について振り返った。
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1番で勝利した平野友樹
平野は、明治大の主将・西康洋を相手に、2-0で勝利を飾った。
「すごい緊張感のある中で、自分なりには120%の力が出すことができた。(西とは)去年試合していて、サーブとれなかったイメージがあったのでレシーブに集中した」と前回の対戦を活かし、後輩を完封した。
写真:平野友樹(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部
11月には後期日本卓球リーグ、Tリーグの開幕を控える平野は「こういう状況ですけど皆さんに元気を与えられるようにプレーしていきたい」とファンへメッセージを贈った。
ジンタク、1年生に苦杯
2番に登場した神は、明治大の1年生・宮川昌大にフルゲームの末、苦杯を喫した。試合後、神は「(宮川とは)以前から練習試合では勝ったり負けたり。強いということはわかっていた」と後輩を称えた。
写真:神巧也(T.T彩たま)/撮影:ラリーズ編集部
新型コロナウイルスにより試合が中断していた影響で、実戦感覚を失っていたという神。11月のTリーグ開幕に向け、今回の試合では少しずつ感覚を取り戻したようだ。
「ミスの仕方も試合でテンパっているときのようなミスの仕方だった。結果としては負けだったが、負けて悔しいなという気持ちすらも久々に味わえたのでそれが良かったです」。
森薗政崇は後輩に勝ち星を献上
3番シングルスでは、世界卓球代表の森薗と4年生の龍崎東寅が対戦し、森薗はフルゲームで敗れた。
「今日対戦した龍崎とは、在学時に4年1年(で被っていた)。非常に分が良い選手だったんですけど、今日は彼の攻めの気持ちにやられてしまったなという感じでした」と敗戦を振り返った。
写真:森薗政崇(BOBSON)/撮影:ラリーズ編集部
「個人的には自粛期間に入っていろんなことを試しながら、自分の卓球を変えて、すごく良い感じに来ていたつもりだったんですけど、実際緊張感のある中で試合をするとやってきたことが出せなかった。試合になると細かい技術が重要になる。今後はより試合で使う細かい技術を練習していきたい」と反省点を口にした。
最後に森薗は「こういった機会を準備してくれた明治大学、クラウドファンディングで協力してくれたファンの方に感謝をして、今日の経験を大事にしながら開幕戦に向けて準備していきたい」と感謝とともに11月中旬に控えるTリーグに向けて意気込みを述べた。