文:ラリーズ編集部
<2020年度後期日本卓球リーグ熊本大会 2020年11月11日~11月15日>
卓球の日本リーグ後期大会が、熊本県立総合体育館で開幕した。
コロナ禍で初めての全国規模の大会となる今回、日本リーグでは念入りな感染対策が取られている。
事前に行ったPCR検査では、出場する男女全33チームの選手・スタッフ・役員ら429人が、全員が陰性だった。
日本卓球協会のガイドラインに加え、連盟独自の指針も作成し大会に臨んでいる。
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1コマ終了毎に会場換気
試合形式は、通常の4シングルス1ダブルスから変更し、ダブルスは行わず、4シングルスのみで実施する。
試合は2時間1コマでスケジュールを区切り、各コマ全試合終了後、毎回換気を実施する。
写真:換気を実施する間、フロアには選手がいなくなる/撮影:ラリーズ編集部
台・周辺設備も念入りに対策
12台並んだ台では、それぞれ各試合前後に清掃・消毒を行う。
写真:タオル置き場にも袋を設置、試合毎に交換される/撮影:ラリーズ編集部
写真:念入りに卓球台を拭くスタッフ/撮影:ラリーズ編集部
写真:試合で使ったボールは密封してその後は使用しない/撮影:ラリーズ編集部
オーダーもWEB提出
さらに、今回初の試みとして、オーダー交換もWEBで完結するシステムを導入した。
チームが事前登録したメールアドレスに、オーダーを登録するURLが届く。
両チームが確定オーダーを送信すると、メールで両チームのオーダーが届くと同時に、大会WEBサイトでも公開される。
審判団はオーダー情報をプリントアウトして台に入り、その紙に結果を記入する。
対面接触を極力避けるために、LaboLiveが開発したシステムだ。
写真:オーダーWEB登録画面(サンプル)/提供:LaboLive
様々な感染対策を講じて挑んだ初日を終えて、日本卓球リーグ実業団連盟・佐藤真二専務理事は「熱が出る選手などもいなくて、まずは良かった。明日からは男女1部の選手が練習で会場入りし、人数も増える。今日以上により細かい対策を行っていく」と、二日目に向けて気を引き締め直していた。