世代を超えた決戦・協和キリンvs愛工大名電高 "因縁の対決"に両主将意気込み | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:曽根翔(愛工大名電高・写真左)・松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 世代を超えた決戦・協和キリンvs愛工大名電高 “因縁の対決”に両主将意気込み

2020.09.25

文:ラリーズ編集部

<卓球 練習試合 協和キリンvs愛工大名電高・9月26日>

実業団の協和キリンと愛工大名電高校の世代を超えた練習試合が26日10時より行われる。試合の模様はLabolive(ラボライブ)によりインターネット中継で生配信される。

試合は、4シングルスの団体戦が2回行われる。全てのゲームデュースあり、5ゲーム目は6-6から、ベンチコーチと応援はなしというルールで争われる。

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協和キリンと愛工大名電高の因縁の対決


写真:2019年インターハイでの篠塚大登(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

インターハイ4連覇中の高校王者・愛工大名電は、主将で2020年全日本選手権ランク入りの曽根翔、同じく全日本ランクに入った横谷晟、2019年インターハイシングルス準優勝の篠塚大登、2020年全日本ジュニア優勝の吉山僚一と豪華布陣で挑む。


写真:全日本選手権での横谷晟(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

協和キリンと愛工大名電高は、2018年の全日本選手権(団体の部)で対戦している。その際は、ラストで曽根翔(愛工大名電高)が松平賢二(協和キリン)をフルゲームデュースで下し、マッチカウント3-2で愛工大名電高に軍配が上がっている。


写真:全日本選手権での曽根翔(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

また、曽根は、2020年の全日本選手権男子シングルス4回戦でも松平をゲームカウント4-3で下しており、曽根vs松平の因縁の対決にも注目だ。


写真:全日本ジュニア優勝の吉山僚一(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部

高校卓球界最強チームを相手に、松平賢二、平野友樹、渡辺裕介、後藤卓也、硴塚将人、岩渕幸洋の実業団・協和キリンが意地を見せられるか。決戦の火蓋は26日10時に切って落とされる。


写真:全日本選手権での渡辺裕介(写真左)、後藤卓也(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

協和キリン主将・松平賢二コメント

まずはじめにこのコロナ禍の中、試合を引き受けてくださった愛工大名電の選手、関係者の皆さん、ライブ配信してくださるLaboLiveさん、そして会社に感謝しています。本当にありがとうございます。

今回の試合はたくさんの想いが詰まっています。私たち選手のモチベーション向上はもちろんですが「ファンの皆様に是非、緊張感のある試合を届けたい!」という思いからライブ配信を取り入れることになりました。


写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部

今回はただの練習試合ではなく後期日本卓球リーグ熊本大会を想定したガチ団体戦です。ルールも日本リーグルールでやらせていただきます。対戦相手の愛工大名電の選手は強さと勢いがありとてもスリリングな試合になることは間違いありません。

彼らも昨年度の全国選抜からインターハイまで全ての試合が中止になっています。

その悔しさやもどかしさを今回のこのリモートマッチにぶつけて頂き、改めて団体戦の面白さ(応援は無しですが)や難しさを知ってもらう何かのきっかけになってくれたら嬉しいと思っています。

そして私たちはコロナ禍の中、実業団チームとして色々な経験をしました。「普段の当たり前に卓球ができる環境」が当たり前ではないのだと痛感しました。今、卓球をやらせていただいていることに感謝し、皆さんの前で最高のパフォーマンスを披露します。

勝利にこだわって全力で勝ちにいきます。ファンの皆さん、久々のガチ試合をお楽しみください。

愛工大名電高主将・曽根翔コメント

コロナウイルス感染拡大によって、選抜、インターハイなどの大きい大会が中止となりましたが、今回実業団トップチームの協和キリンと試合することになりました。

2年前の全日本団体では3-2で勝利をしているので、今回もチーム全員で勝ちにいきたいと思います!

ラボライブでの配信はこちら

>>協和キリン vs 愛工大名電高 練習試合

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