男子は関西大・津村優斗、女子は大阪成蹊大・皆川優香がV<関西学生卓球選手権> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:女子シングルス優勝の皆川優香(大阪成蹊大・写真左)・男子シングルス優勝の津村優斗(関西大学1年)/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

大会報道 男子は関西大・津村優斗、女子は大阪成蹊大・皆川優香がV<関西学生卓球選手権>

2020.09.10

文:ラリーズ編集部

<関西学生卓球選手権大会 9月9~10日・ベイコム総合体育館>

9月6日まで行われていた関西学生卓球リーグの興奮冷めやらぬ中、9日より関西学生卓球選手権大会が行われた。男子シングルスでは津村優斗(関西大)、女子シングルスでは皆川優香(大阪成蹊大)とともに1年生が優勝を飾った。

>>関西学生のルーキー紹介はこちら

徹底したコロナ対策

例年はシングルス、ダブルスで関西のランカー選手が決まる関西学生卓球選手権大会であるが、今大会は新型コロナウイルスの感染予防のため、シングルスのみの開催となった。ベスト16以上に入った選手が関西ランカーとなる。


写真:マスクをつけて行われる表彰式の様子/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

また、リーグ戦に続き、入場できるのは、参加申込書に記名された選手、部長、監督、コーチに加え、報道関係者、大会役員のみ。開会式と閉会式は実施せず、朝の練習時間はなし、来場日は毎朝感染予防チェックリストに入力して送信することを義務付けるなど、徹底した新型コロナウイルス対策のもと、試合が行われた。

試合は直前のリーグ戦同様、無観客開催となったが、リーグ戦のラボライブによる生配信に続き、今大会は男女準決勝、決勝をTwitterライブで配信するという新しい試みがとられた。

男子シングルスではベスト4に1年生が3人


写真:男子シングルス優勝の津村優斗(関西大学1年)/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

優勝を果たしたのは関西大1年の津村優斗(鳥取敬愛高卒)。準々決勝では、リーグ戦で敗れた同志社大1年の久世雄登(知立東高卒)にフルゲームでリベンジを果たし、決勝では関西学院大1年の吉田勝紀(遊学館高卒)にゲームカウント0-2と追い込まれたところから逆転勝ちを収めた。


写真:一歩及ばなかった吉田勝紀(関西学院大)/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

また、直前の秋リーグで優勝した同志社大が存在感を放ち、竹村浩輝、久世雄登、永田悠貴、佐々木盛将、石脇優樹とベスト16に5名が入った。他にも2部校の大阪成蹊大から今井淳彦(3年)、流通科学大から米本駿也(3年)がそれぞれランク入りを果たした。

男子シングルスランキング


写真:男子シングルスベスト4の左から阿南、山下、吉田、津村/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

1.津村優斗(関西大1年)
2.吉田勝紀(関西学院大1年)
3.阿南皓哉(立命館大3年)
4.山下海大(近畿大1年)
5.竹村浩輝(同志社大1年)
6.久世雄登(同志社大1年)
7.永田悠貴(同志社大3年)
8.萩原卓樹(関西学院大3年)
9.佐々木盛将(同志社大3年)
10.今井淳彦(大阪成蹊大3年)
11.楊奇真(関西学院大3年)
12.石脇優樹(同志社大3年)
13.大野聖弥(関西学院大1年)
14.大西尚弥(関西学院大4年)
15.溝田雅斗(近畿大1年)
16.米本駿也(流通科学大3年)

女子シングルスは皆川優香がV


写真:皆川優香(大阪成蹊大)/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

女子シングルスの優勝は1年生の皆川優香(大阪成蹊大)。男女ともにルーキーが優勝となった。皆川は決勝で神戸松蔭女子学院大2年の枝廣瞳と対戦し、ゲームカウント1-2と先に王手をかけられるも、第4、5ゲームを奪い返し、見事戴冠となった。


写真:準優勝の枝廣瞳(神戸松蔭女子学院大)/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

また、秋リーグ優勝の神戸松蔭女子学院大からは、準優勝の枝廣瞳、ベスト4の鶴岡菜月ら6名がランク入りと層の厚さを見せた。

男子シングルスでは、4年生のランカーは大西尚弥(関西学院大)のみだったが、女子シングルスでは岩濱郁香(神戸松蔭女子学院大)、小脇瑞穂(関西学院大)、塩見紗希(同志社大)、高橋優花(近畿大)と4年生が4人ベスト16以上に入り、有終の美を飾った。

女子シングルスランキング


写真:女子シングルスベスト4の左から村田、鶴岡、枝廣、皆川/提供:MAS情報サービス/馬渡卓也

1.皆川優香(大阪成蹊大1年)
2.枝廣瞳(神戸松蔭女子学院大2年)
3.村田咲紀(関西学院大2年)
4.鶴岡菜月(神戸松蔭女子学院大2年)
5.岩濱郁香(神戸松蔭女子学院大4年)
6.厚地うらら(神戸松蔭女子学院大3年)
7.小脇瑞穂(関西学院大4年)
8.塩見紗希(同志社大4年)
9.高橋優花(近畿大4年)
10.萱嶋沙希(立命館大2年)
11.寺本愛花(神戸松蔭女子学院大1年)
12.岡本優莉奈(近畿大1年)
13.原田季佳(立命館大1年)
14.多武玲帆(神戸松蔭女子学院大2年)
15.畠中優衣(近畿大2年)
16.山本真由(同志社大2年)

>>「真似できない」平野美宇との練習 一歳下から“黄金世代”を追いかけて<卓球・皆川優香>

※写真については、新型コロナウイルス感染症対策として撮影直前までマスクを着用、会話を控えてからマスクを外して撮影