愛工大が全4種目で表彰台を独占 横谷は単複2冠<卓球・東海学生卓球新人大会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:横谷晟(写真左)と森廣伽衣/提供:東海学生卓球連盟

大会報道 愛工大が全4種目で表彰台を独占 横谷は単複2冠<卓球・東海学生卓球新人大会>

2021.05.07

文:ラリーズ編集部

<卓球・東海学生卓球新人大会 5月4~5日>

5日、東海学生卓球新人大会が閉幕し、男子シングルスで横谷晟(愛知工業大)、女子シングルスで森廣伽衣(愛知工業大)が優勝を果たした。

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男子シングルス総括

男子シングルスの決勝には第2シードの横谷と、同じく愛知工業大学の1年生で第1シードの曽根翔が勝ち上がってきた。


写真:横谷晟/提供:東海学生卓球連盟

横谷と曽根はともに、愛工大名電高校出身で、インターハイや全日本選手権といった全国大会の常連選手。その実力は折り紙付きで、両選手とも今大会は、決勝までのほぼすべての試合をストレートで勝ち上がってきた。

そんな注目の決勝戦は、第1、第2ゲームをデュースで横谷が制す。曽根は第3ゲームから立て直したいところだったが、11-5で横谷が第3ゲームも制し、ゲームカウント3-0で勝利。横谷が大学卓球のデビュー戦で、自身初のタイトルを獲得した。さらに、今回の優勝で横谷は、今年開催が予定されている、全日本大学総合選手権・個人の部(以下、全日学)への無条件出場も決定した。


写真:曽根翔/提供:東海学生卓球連盟

また、3位には中原湧斗(中京学院大)と劉念(朝日大学)が入賞。昨年の新人戦が新型コロナウイルスの影響で中止になったこともあり、共に2年生の中原と劉にとっても今回が初の新人戦となった。

男子シングルス結果


写真:中原湧斗(写真左)と劉念/提供:東海学生卓球連盟

優勝:横谷晟
準優勝:曽根翔
3位:中原湧斗、劉念

女子シングルス総括

女子シングルスの決勝には第3シードの森廣と、第16シードの田治米玲亜(中京大学)が勝ち上がってきた。


写真:森廣伽衣/提供:東海学生卓球連盟

森廣と田治米は共に1年生で、森廣は準決勝で第2シードの大川真実(愛知工業大学)、田治米は4回戦で第1シードの岡田琴菜(愛知工業大学)を破った実力者だ。

決勝戦は、第1ゲームを森廣が11-7で先取し、第2ゲームもデュースの末に森廣が勝利。田治米は第3ゲームからの逆転を狙うも、第3ゲームも森廣が11-8で制し、ストレート勝ち。大学卓球のデビュー戦で、大きな結果を残した。さらに、この優勝で森廣も横谷と同じく、今年度の全日学への無条件出場が決定した。


写真:田治米玲亜/提供:東海学生卓球連盟

また、3位には大川と森愛美(朝日大学)が入賞。大川は四天王寺高校、森は愛み大瑞穂高校出身の新入生であるため、女子シングルスのベスト4は全選手が1年生という結果になった。

女子シングルス結果


写真:大川真実(写真左)と森愛美/提供:東海学生卓球連盟

優勝:森廣伽衣
準優勝:田治米玲亜
3位:大川真実、森愛美

男子ダブルス総括

男子ダブルス決勝には、第1シードの曽根翔/横谷晟ペアと、第7シードの中村和覇/本田凌翔(共に愛知工業大)が勝ち上がってきた。中村は明豊高校、本田は大阪桐蔭高校出身の1年生で、決勝は愛知工業大学のルーキー対決となった。


写真:曽根翔(写真右)と横谷晟/提供:東海学生卓球連盟

第1ゲームは、曽根/横谷ペアがさすがの力を見せつけ、11-3で先取。第2、第3ゲームは、中村/本田ペアもなんとか食らいついていくが、共に11-9と、あと一歩のところでゲームを落とし、ゲームカウント3-0で曽根/横谷ペアが勝利。横谷は、シングルスと合わせて2冠を達成した。


写真:中村和覇(写真左)と本田凌翔/提供:東海学生卓球連盟

また、今大会のダブルスは、準々決勝まで2ゲーム先取の3ゲームマッチという変則的なルールで行われたため、3位にノーシードの小豆澤啓/宮武雅人(共に中部大学)が勝ち上がるなど、随所で番狂わせが発生した。

男子ダブルス結果


写真:曽根翔(写真左)と横谷晟/提供:東海学生卓球連盟

優勝:曽根翔/横谷晟
準優勝:中村和覇/本田凌翔
3位:小豆澤啓/宮武雅人、福井快智/劉念

女子ダブルス総括

女子ダブルス決勝には、第1シードの岡田琴菜/大川真実ペアと、第3シードの中村莉子/森廣伽衣(共に愛知工業大)ペアが勝ち上がってきた。


写真:岡田琴菜(写真右)と大川真実/提供:東海学生卓球連盟

女子シングルスで優勝を果たした森廣は、就実高校出身の中村と共に2冠を目指したが、第1、第2ゲームは岡田/大川が先取し、優勝に王手をかける。第3ゲームは中村/森廣ペアが11-9でなんとかモノにするが、第4ゲームは11-7で岡田/大川ペアが制し、勝負あり。ゲームカウント3-1で岡田/大川ペアが優勝を果たした。


写真:中村莉子(写真右)と森廣伽衣/提供:東海学生卓球連盟

また、3位には桶あいな/花井可奈ペア(共に中京大学)と森愛美/江上あかり(共に朝日大)が入賞。桶、花井、江上は1年生のため、準優勝した中村(3年生)以外、ベスト4は全員1年生という結果となった。

女子ダブルス結果


写真:岡田琴菜(写真右)と大川真実/提供:東海学生卓球連盟

優勝:岡田琴菜/大川真実
準優勝:中村莉子/森廣伽衣
3位:桶あいな/花井可奈、森愛美/江上あかり

元東海学生リーガー・英田理志インタビュー


写真:英田理志/撮影:伊藤圭

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