佐藤、早田ら準々決勝へ 木原が予選敗退の波乱<アジア卓球選手権予選見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:佐藤瞳(ミキハウス)/提供:ittfworld

大会報道 佐藤、早田ら準々決勝へ 木原が予選敗退の波乱<アジア卓球選手権予選見どころ>

2021.06.17

文:ラリーズ編集部

<アジア卓球選手権ドーハ大会日本代表選手選考会 6月17-20日 場所:千葉県・旭市総合体育館>

6月17日から20日にかけて、アジア卓球選手権の日本代表選考会が千葉県の旭市総合体育館で行われる。アジア選手権では男女団体、男女シングルス、男女ダブルス、そして混合ダブルスの計4種目が行われるが、この選考会では男子4名、女子2名が団体とシングルスで代表権を得ることができる。また、ダブルスは代表人数を8名以内としている。

選考会初日となった17日は、女子シングルスの予選リーグから決勝トーナメントの1回戦までが行われた。

初日総括

3選手ごと8グループに分かれた予選リーグ。グループBでは3選手が1勝1敗で並び、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が予選リーグ敗退と波乱の幕開けとなった。

一方グループDでは佐藤瞳(ミキハウス)が2勝をあげ決勝トーナメントへ進み、1回戦で出澤杏佳(専修大)に3-0のストレートで勝利した。このほか、早田ひな(日本生命)や長﨑美柚(日本生命)らが予選リーグを通過した後、1回戦を勝ち上がった。

大会2日目となる18日には、女子シングルスの決勝までが行われる。

女子シングルス見どころ

準々決勝組み合わせ

早田ひな – 加藤美優
長﨑美柚 – 佐藤瞳
安藤みなみ – 大藤沙月
橋本帆乃香 – 芝田沙季


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

1回戦でフルゲームの熱戦を繰り広げた早田は準々決勝で加藤美優(日本ペイントマレッツ)と対戦する。加藤は2019年の世界選手権代表選考会以来の早田への勝利を狙う。

早田と同じサウスポーでパワー型の卓球を得意とする長﨑は、カットマンの佐藤と対戦する。長﨑、佐藤ともに調子を上げており、熱戦が予想される。


写真:芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部

また、開催地の千葉県旭市出身の芝田沙季(ミキハウス)はカットマンの橋本帆乃香(ミキハウス)との同士討ちの対戦となるほか、安藤みなみ(トップおとめピンポンズ名古屋)が大藤沙月(四天王寺高)と対戦する。

この選考会では、2日目で決勝に進出した2名がアジア選手権の代表権を得る。

初日 結果

女子シングルス1回戦

〇早田ひな 3-2 南波侑里香
12-10/10-12/9-11/11-6/11-9

原芽衣 0-3 〇加藤美優
5-11/10-12/3-11

〇長﨑美柚 3-2 横井咲桜
8-11/9-11/11-6/11-6/11-5

出澤杏佳 0-3 〇佐藤瞳
4-11/7-11/9-11

〇安藤みなみ 3-0 平真由香
11-7/11-4/11-6

面田采巳 0-3 〇大藤沙月
4-11/5-11/9-11

菅澤柚花里 1-3 〇橋本帆乃香
5-11/6-1/11-9/7-11

森さくら 2-3 〇芝田沙季
7-11/8-11/11-9/11-7/7-11

早田ひなインタビュー


写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

>>早田ひな Tリーグ初のMVP 卓球三昧の18歳は「楽しさを忘れない」

>>早田ひな「楽しい卓球」から「楽しめる自分」へ たどり着いた新たな強さ

>>早田ひなインタビュー “黄金世代”から見た「今、日本の卓球が強いワケ」