文:ラリーズ編集部
<全日本卓球選手権大会カデットの部 日程:10月29日~31日 場所:スカイホール豊田>
愛知県豊田市のスカイホール豊田で、10月29日(金)〜31日(日)に全日本卓球選手権大会カデットの部(以下、全日本カデット)が開催される。
全日本選手権カデットの部とは?
全日本カデットとは、中学2年生以下の全日本選手権大会。種目は男女ダブルス、14歳以下の部、13歳以下の部の男女シングルス計6種目が開催され、各都道府県の予選を勝ち抜いた選手たちカデット王者を目指して戦う。
なお、過去の優勝者には、及川瑞基(木下グループ)、張本智和(木下グループ)、宇田幸矢(明治大学)、平野美宇(日本生命)、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)、加藤美優(日本ペイントマレッツ)など、錚々たる面々が名を連ねている。
13歳以下(中学1年生以下)男子シングルス見どころ
13歳以下男子シングルスには第1シードで渡部民人(星槎中)が出場する。
写真:渡部民人/撮影:ラリーズ編集部
渡部は2019年の同大会でベスト16に勝ち進んでおり、2年越しの開催となった今大会では満を持しての優勝を狙う。その他には、世界卓球代表選考会にも参加した川上流星(新発田ジュニア卓球クラブ)や、2019全日本ホープスベスト8の佐々木雄大(愛工大名電中)など実績のある選手たちが、優勝の座を狙う。
13歳以下(中学1年生以下)女子シングルス見どころ
13歳以下女子シングルスには、全中女王・張本美和(木下卓球アカデミー)が第1シードで参戦する。
写真:張本美和/撮影:ラリーズ編集部
8月に行われた全中では、全国の猛者たちをはねのけて見事優勝を掴み取った張本。9月に開幕したTリーグでも活躍を続ける13歳の怪童が、また一つ新たなタイトルを獲得するのか。
写真:松島美空/撮影:ラリーズ編集部
張本の他には、全中3位の竹谷美涼(貝塚二中)や全日本ホープスで初優勝を飾った香取悠珠子(卓桜会栃木卓球センター)など、実力者が参加。大会最年少の小学二年生松島美空(田阪卓研)にも注目が集まる。
14歳以下(中学2年生以下)男子シングルス見どころ
14歳以下男子シングルスには、全中団体優勝、シングルスベスト4の吉山和希が第1シードで登場する。
写真:吉山和希/撮影:ラリーズ編集部
現在中学2年生の吉山は、10月27日に行われた世界ユース選手権の選考会を勝ち抜き、見事代表の座を勝ち取った。決勝では松島輝空(JOCエリートアカデミー/星槎)に惜しくも敗れたものの、出場選手の中で最も勢いに乗っている選手と言っても過言ではない。
その吉山に対抗するのは大坪祥馬、由本琉惺、木村友哉などの野田学園勢。それぞれシードを獲得しており、勝ち進めば吉山と激突する選手もいる。全中に次ぐ、中学生最強の座を手にする選手は果たして。
14歳以下(中学2年生以下)女子シングルス見どころ
14歳以下女子シングルスには、小塩悠菜(星槎中)が第1シードで出場する。
写真:小塩悠菜/撮影:ラリーズ編集部
小塩悠菜は、Tリーグ・日本ペイントマレッツに所属する小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)を姉に持つ、シェークハンドラケットを独特のグリップで使いこなすことで有名な選手。8月に行われた全中では3回戦で敗退しているだけに、今大会では勝ち上がりたいところだ。
写真:吉本はな/撮影:ラリーズ編集部
小塩の他には、青木咲智(ミキハウスJSC)、吉本はな(貝塚第二中)、面手凛(山陽学園中)などがカデット女王の座を狙う。特に全中3回戦で小塩を倒した吉本は今大会第2シード。第1シードの小塩と対戦するとなれば決勝の舞台となる。全中の再戦となるか注目だ。
男子ダブルス見どころ
男子ダブルスでは、髙橋凌太朗(新発田市本丸中)/ 川上流星(新発田ジュニア)ペアが第1シード、竹島漣(上宮学園中)/鈴木拓登(上宮学園中)ペアが第2シードで登場する。
写真:鈴木拓登/撮影:ラリーズ編集部
その他には、大野颯真(木下グループ)/大野斗真(ABBY)の兄弟ペアや吉山和希/杉浦涼雅(ともに愛工大名電中)ペアなど、実力者が参加する。
女子ダブルス見どころ
女子ダブルスでは、張本美和(木下卓球アカデミー)/小塩悠菜(星槎中)ペアが第1シード、山室早矢/松下佐和(ともに城山ひのくにジュニア)ペアが第2シードで登場する。
写真:山室早矢/撮影:ラリーズ編集部
その他には、吉本はな/竹谷美涼(ともに貝塚第二中)や高森愛央/植田杏(ともにミキハウスJSC)ペアなどの実力者が参加する。