文:ラリーズ編集部
<令和4年度春季関東学生卓球リーグ戦 日程:2022年4月~6月(予定) 場所:所沢市民体育館、代々木第2体育館、他>
15日、令和4年度春季関東学生卓球リーグ戦女子1部の全試合が終了し、中央大学が6季ぶり26回目の優勝に輝いた。
試合後、中央大学卓球部女子監督の矢島淑雄監督が報道陣の取材に応じた。
矢島監督コメント
写真:ベンチから見守る矢島淑雄監督と菊地靖子コーチ/撮影:ラリーズ編集部
優勝した感想は
ずっと「優勝できる、優勝できる」って言われてて、なかなか最後の1勝が遠くて。なので、やっとそこを抜けれたかなと。リーグ戦は4点取るって重いし、改めてその難しさを感じましたね。
あとは、チームが上手くまとまってたんで、そこを僕は信じるだけなんで。オーダーにしても、僕が決めるときもあれば学生の意見を取り入れながら決める時もあって、それが上手くかみ合ったのかなと。
誰が頑張ったとかじゃなくて、本当に全員を祝福したいですね。「よく頑張った」と。応援も含めて、本当に最後まで諦めなかったので。「頑張ろう」って言い続けてきたので。みんなも多分、それを信じてやってきたと思うんで。それが一番良かったかなと思います。
写真:矢島淑雄監督と菊地靖子コーチ/撮影:ラリーズ編集部
優勝を決めた専修大学戦を振り返って
オーダーに関してはいろいろ考えたんですけど、向こうも選手が揃ってるんで、出た人に頑張ってもらうしかないと思ってました。
ただ、やっぱりいつものオーダーだったら髙橋は後半に置くんで、向こうもそれを想定してオーダーを組んできたと思うんですけど、やっぱり今まで通りやってたら勝てないなと思ったんで、そこを一工夫しました。
写真:1番シングルスで勝利した髙橋あかり(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部
これも学生の意見が大きかったんですよ。
髙橋は今回そこまで調子は良くなかったんですけど、前日の早稲田戦でラストで勝っていたので。本人も辛かったと思うんですけど、そこで踏ん張ってくれたんで今回思い切って1番に起用しました。そして、その1番での勝ちっていうのはやっぱり、試合の流れを掴む上で大きかったかなと思います。
写真:枝廣愛(写真左)/工藤夢(中央大学)/撮影:ラリーズ編集部
あとは、ダブルスさえ取れれば何とかいけるかなと思ってたんで。ダブルスも(リーグの)途中から変えたんですけど、二組とも練習はやってたので。団体戦においてダブルスの勝星っていうのは、勝因の7割をしめるんじゃないかなと思っています。
写真:枝廣愛(中央大)/撮影:ラリーズ編集部
あとは、モンスターの枝廣はどこに出しても勝ってくれると思ってました(笑)。
精神面も技術面も、ちょっと彼女は次元が違うので。どこで出しても勝ってくれると思ってたので。そういうところが全部上手くつながって勝てたかなと思います。
専修大学もまとまってるチームなので、応援もすごいし、試合もどんな状況でも向かってくるので。そこでも自分たちは自分たちのやるべきことを頭に入れて、吞まれないようにやっていこうってことは、ずっと言ってきたので。それが実際にできたことが、一番の勝因かなと思います。
今回の優勝での感謝を誰に伝えたいか
OB・OGの方含め、本当にいろんな人に支えてもらってやってこれたので、そこは本当に支えてくれた人全員に感謝したいです。
僕個人としては、僕が大学の試合に行くと家(のパン屋)を空けることになるんで、ウチの奥さんと家族全員の協力がないとできなかったことなんで、僕としては一番家族に感謝の気持ちを示したいです。