鈴木颯、同士討ちを制して悲願の優勝「6年目でやっと日本一になれた」<卓球・インターハイ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:鈴木颯(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 鈴木颯、同士討ちを制して悲願の優勝「6年目でやっと日本一になれた」<卓球・インターハイ>

2022.08.03

文:ラリーズ編集部

<第91回全国高等学校卓球選手権大会 日程:7月29日~8月8日 場所:宇和島市総合体育館(愛媛県)>

3日、第91回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ)は大会5日目を迎え、男子シングルスで鈴木颯(愛工大名電)が優勝を飾った。

試合後、鈴木が報道陣の質問に答えた。

鈴木颯(愛工大名電)コメント

優勝した感想は


写真:鈴木颯(愛工大名電)/撮影:ラリーズ編集部

日本一をかけた戦いを中学に入って何回もしてきたんですけど、6年目でやっと日本一になれたので、この5年間ずっと2位や3位で逃してきた日本一を、最後の高校の夏で獲れたので、本当に嬉しくて、勝った時は泣いてしまいました。

勝因はどういったところにあるか

今日の1試合目も同士討ちだったんですけど、自分は本当に同士討ちが弱くて、それを言い訳にずっと逃げてました。けど、もう弱いことは分かってるんで、気持ちでいくしかないと思って。今日は負けてても点数取られてもずっと声を出してポジティブに行こうと思って、ずっと勝つことだけを考えてました。

吉山選手に勝ったのはかなり久しぶりでは?

小6以来ですね。小6のホカバで勝って、そこから中1、中2、中3、高2のインターハイ負けて。で、今回やっと勝つことができました。

これまでと何か変えたところは?

戦術を変えたわけではないんですけど、自分はいつも吉山と試合をするときは、自分が思っている以上に腰が引けて弱気になっていたので、今回は1ゲーム目から自分が苦手なバック対バックで強気で攻撃するような姿勢が出せたのが良かったかなと思います。

三冠達成に関して

今やっとインターハイの全試合が終わって、(気持ち的に)解放されたんですけど、ホントについさっきまでまだ試合が残っている状態で。団体優勝したときもダブルス優勝したときも、「まだ次がある」と思っていたので、あんまり意識はしてなかったんですけど、こうやって優勝できるとやっぱり「俺やったんだな」って思っています。

決勝の途中で何か修正したことは?

1ゲーム目は自分が攻撃的に行って、何とか逃げきったような形で1ゲームが取れたんですけど、2、3ゲーム目はいつものように取られてしまって。

その時に自分は心のどこかで「またこのままいつも通り負けてしまうんじゃないか」っていう気持ちが出てきたんですけど、ベンチに戻ったときに「いや、今回は違う」と自分に言い聞かせて、「もうとにかくやるしかない」と思ってたんで、4ゲーム目からは気持ちを切り替えて、自分が得意な展開に持っていけるような戦術に変えました。

試合前にはどういう戦術を考えていたか

吉山はチキータがすごく上手い選手なんで、ミドルにハーフロング(のサーブを出す)とか、フォア前のフォアサイドぐらいに出すサーブとか、チキータを封じるようなサーブを出すのと、自分はフォアが得意なんで、要所で回り込んで打てたらいいなと考えていて、それが4、5ゲーム目は上手く繋がったかなと思います。

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