最後の夏に笑顔のV 香ヶ丘リベルテ・赤江夏星「上澤さんと一緒に優勝しよう」<卓球・インターハイ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:赤江夏星(香ケ丘リベルテ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 最後の夏に笑顔のV 香ヶ丘リベルテ・赤江夏星「上澤さんと一緒に優勝しよう」<卓球・インターハイ>

2022.08.08

文:ラリーズ編集部

<第91回全国高等学校卓球選手権大会 日程:7月29日~8月8日 場所:宇和島市総合体育館(愛媛県)>

8日、第91回全国高等学校卓球選手権大会(以下、インターハイ)は大会最終日を迎え、女子シングルス決勝で赤江夏星(香ケ丘リベルテ)が大藤沙月(四天王寺)に最終ゲーム14-12で接戦を制し、女子シングルス優勝に輝いた。

試合後、赤江が報道陣の質問に答えた。

赤江夏星(香ケ丘リベルテ)コメント


写真:赤江夏星と上澤杏音(香ケ丘リベルテ)/撮影:ラリーズ編集部

準々決勝を振り返って

はじめ(ゲームカウント)2-1でリードしていたので少し油断してしまい、そこから追いつかれてしまって(最終ゲームも)0-3でリードされてしまいました。

いつもなら諦めてしまうところを、今まで全国大会でベスト4に入ったことがなかったので、ベスト8の壁をどうしても超えたいっていう気持ちが強くて、我慢してそこから吹っ切れたじゃないですけど、強気で攻めていこうという気持ちで逆転できてよかったです。

技術面をメンタル面が支えてくれました。

準決勝を振り返って

横井さんには(大阪府)予選では3-0で勝っていましたが、今回は上手くいくとは思っていなかったので、心の準備はしていました。案の定(ゲームカウント)2-2、10-8のリードで1点取られてしまって。

そこで本当に緊張していましたが、最後はずっと練習してきたバックストレートのラリーで(ポイントが)取れたので、本当に練習してきたかいがあったと思いました。

決勝について

正直、決勝に残ったことがなかったので、嬉しい(気持ち)の方が本当は大きかったんですけど、その嬉しさを我慢してました。ここまで来たなら優勝したいなと思ったので、「最後のインターハイ」というよりは「インターハイの中の一試合」として臨んでいたので、向かっていく気持ちを持ちました。

大藤選手は強い選手で全日本選手権でも活躍されているので、自分が弱気だと勝てないとわかっていました。そこを強気で最後まで攻めていけてよかったです。

4ゲーム目6-9でリードされているときの心境

正直リードされている感覚がなくて、緊張もあまりしていなかったです。自分は守る卓球じゃなくて攻める卓球なので、リードされていることはわかっていたんですけど、そこで弱気にならず、最後まで何度も攻めていけたのでよかったです。

マッチポイントを取ったとき

ラッキーな場面があって、リードして勝ちをちょっと意識してしまって、フォアストレートをどうしても打ち抜きたいという気持ちがありました。でも最後は、リードした場面で我慢っていうのを言い聞かせて、バックに詰めるという戦術をその時は考えていました。

全日本ジュニアでもランク入り。充実感はあるか

はい。(全日本の)ジュニアの部で本当は優勝したかったですけど、やっぱり(ベスト)8の壁が厚くて、張本選手に負けてしまいました。今年は(ベスト)8の壁をどうにか超えようと、練習を今まで以上に自分が納得するまで、誰かにお願いしたりして練習してもらいました。

練習してもらった方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

3年生でチャンピオンになった感想は

今回、2種目に出場させてもらったんですけど、ダブルスの部ではすぐ負けてしまいました。本当は「2冠したい」と、上澤さんと言っていたんですけど負けてしまったんで、上澤さんにベンチに入ってもらって「自分のシングルスで一緒に優勝しよう」と負けた時から言っていました。

それが実現できたので上澤さんにも感謝していますし、村上さんと皆川さん、応援してくれた方々には感謝していますし、本当に最後まで楽しくプレーできたなと思っています。

今後の目標について

これからの選考会や大きな試合は、(これまでと違い)一般の部になります。まだランクに入ったことがないので、この勢いを止めないように優勝で満足せずに次はランク(入り)、それ以上を目指してこれからも練習に励みたいです。

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