文:ラリーズ編集部
<第90回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 日程:10月28~31日 場所:所沢市民体育館(埼玉県)>
31日、第90回全日本大学総合卓球選手権大会個人の部(通称:全日学)の大会最終日には女子シングルスの全日程が終了し、出澤杏佳(専修大学)が昨年に続く優勝を飾った。
女子シングルス決勝結果
〇出澤杏佳(専修大学) 4–2 青井さくら(筑波大学)
12-14/11-8/11-9/10-12/11-8/12-10
出澤杏佳コメント
写真:出澤杏佳(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部
二年連続で優勝した感想は
大会直前あまり調子良くなくて、今年二連覇は難しいかなって感じでした。
二連覇するという気持ちというよりは、一試合一試合自分のできることを発揮できるように試合に挑んだのが優勝につながったのかなと思います。
大会中に調子が良くなった感じなのか
(大会)後半にいくにつれてすごく良くなりました。
最後は戦術や打つタイミング、どういう風にやれば得点できるかがすごい明確になって、頭も冴えた感じで試合ができたのでよかったですね。
決勝では二年連続で青井(さくら)選手との対戦となったが
相手も実力のある選手なので(昨年) 自分が勝手優勝したからといって受け身になるのではなくて、本当に向かっていく気落ちで試合しました。
勝った瞬間は
普段の練習時から監督やコーチにしつこいぐらい質問するなど、結構迷惑かけながらも支えてもらっていたので、優勝して恩返ししたいという気持ちでした。
指導陣だけじゃなくてたくさんの人が応援に来てくださっていたので、勝った瞬間は安心した気持ちでした。
写真:出澤杏佳(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部
専修大の応援が盛り上がっていたが
男子も女子も応援に限らず、普段から練習の相手をしてくれるなど本当に協力してくれました。
自分一人では成し遂げられなかったので、みんなに心から感謝しています。
自分の学生としての試合はこれが最後だったので、四年間の締めくくりでいい終わり方をしてみんなに恩返しできてよかったです。
写真:出澤杏佳(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部
専修大女子はここ十大会で五大会優勝しているが、今のチームの強みは
実力のある選手が何人もいるのはもちろん、高校みたいな感じで練習をやりこむ選手が多いと思います。
専修大学はみんなで集まって毎日練習していて、指導者の方々も来られる時は来て指導してくださるので、全員卓球に熱心に向き合っているところが強さの秘訣かなって自分なりに思います。
今後については
地元茨城県の実業団・レゾナックに入社させていただいて、Tリーグも並行して出場させていただく予定です。今後も活躍できればなと思っています。