文:ラリーズ編集部
<2022 LION CUP TOP32 日時:3月5日~6日 場所:アリーナ立川立飛>
5日、アリーナ立川立飛にて、LION CUP TOP32が開幕し、男子シングルスで張本智和(木下グループ)がベスト4まで勝ち上がった。
試合後、張本が報道陣の取材に応じた。
張本智和コメント
写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
かなり気合も入っていたが
正直、この選考方法になってから、全日本よりこの大会の方が大事だと思いますし、全日本は1度獲っているので獲れなくても自分の中で不安はないですし、この大会優勝するまではまだ気は抜けないです。
全日本1週間前から練習を再開して、全日本の結果はたとえ初戦で負けようが僕は受け入れられてたので、この1か月普通の練習ができている中で、Tリーグでも少しずつ調子を取り戻せたので、これぐらいはできるだろうという自信はありましたけど、こうして結果に表れたのは素直にうれしいです。
全日本後はどういう意識で練習していたか
また練習を急ぐと怪我が再発してしまうので、中学生のときのように何が何でもやり切るというよりは、50%、60%でも通常の練習をしっかりやり切るところから目標を立てて、それができています。普通にやることが今は目標ですね。
体に合わせて練習を積めている?
これ以上やると痛くなりそうだなというのも自分でなんとなくわかりますし、そこはトレーナーさんやコーチとも上手く連携を取って進められていると思います。
パリ五輪選考が始まったことについて
東京五輪が終わって、すぐにこの基準が発表されて、僕も含めて世界ランキング上位の選手からしたらどうしても不満がたくさんあると思うんですけど、やっぱりそれなりの理由もあるのでしっかり受け入れて、選考会1回戦で負けているようでは五輪でも勝てないですし、しっかり割り切ってこの選考会には参加しています。
国内選考会になったことで何か変わったか
写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
選考会だけ重視してWTTに出場しないと、せっかく(五輪に)出られてもランキングがないですし、これまでよりもっとハードなスケジュールになると思いますけど、選手である以上引退するまではしっかり環境に合わせて全力で取り組みたいと思います。
後輩や同世代の相手が多かったが気持ちの面では?
自分が特に気合を入れたのは、皆さんもわかるように松島輝空選手との試合ですね。久しぶりにこれだけ相手に向かっていけましたし、中国選手とやるくらいの気持ちでやりました。
負けたらニュースになることもわかってましたし(笑)。それくらいの気合で、昔の自分を見ているようで、そこは譲れないと思いました。
水谷選手はずっと若手の壁になってきたがそういう気持ちもある?
全日本ベスト16なのでそのようなことは言えないですけど、今は自分のことで精一杯ですし、五輪の出場権を掴み取って、何大会も五輪に出てこそそういう存在になれると思うので。それほど水谷さんはすごい存在ですし、水谷さんになろうとするよりかは自分らしい道を進みたいなと思います。
世界選手権代表内定は意識したか
めちゃくちゃしました。9-5くらいから力みましたし、久しぶりの達成感のある勝利。何かを掴み取ったのは久しぶりなので、今日は達成感のある試合になりました。
写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部
張本智和試合結果
1回戦
〇張本智和 4-1 吉村和弘(岡山リベッツ)
11-6/9-11/11-7/11-2/12-10
2回戦
〇張本智和 4-0 松島輝空(星槎中)
11-6/11-4/11-9/11-6
準々決勝
〇張本智和 4-1 篠塚大登(愛工大名電高)
11-5/11-9/7-11/11-7/11-8