「"おめでとう"から"ありがとう"と言われるチームに」北陸大、男子団体連覇達成<春季北信越学生卓球選手権大会団体結果> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:男子団体1位の北陸大学/提供:北陸大学

大会報道 「“おめでとう”から“ありがとう”と言われるチームに」北陸大、男子団体連覇達成<春季北信越学生卓球選手権大会団体結果>

2022.05.17

文:ラリーズ編集部

<第69回春季北信越学生卓球選手権大会兼第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)北信越地区予選 5月6日~8日 新潟市西総合スポーツセンター>

5月6~8日、第69回春季北信越学生卓球選手権大会が行われた。男子団体では北陸大学が、女子団体では新潟大学が優勝を飾った。男子の北陸大学は春季大会を連覇。春秋新人大会を含め4季連続の優勝となった(昨年夏季大会は中止)。また女子の新潟大学は、昨年の秋季・新人大会に続き、3季連続の優勝となった。

この大会は第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)北信越地区予選も兼ねており、男子1位の北陸大学と2位の新潟大学、女子1位の新潟大学と2位の金城大学は、7月6日~9日に、愛知・スカイホール豊田にて行われる第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)の出場権を獲得した。

今大会男子団体1位に輝いた北陸大学主将の亀井康平(北陸大学3年・粉河高校出身)にオンラインで話を聞いた。

>>個人戦の結果はこちら 北陸大・小田、団体メンバー外からシングルス頂点へ「努力は一生、チャンスは一瞬」<春季北信越学生卓球選手権大会>

北陸大学主将・亀井康平コメント


写真:男子団体1位の北陸大学主将の亀井康平(北陸大学・写真右)/提供:北陸大学

――団体優勝おめでとうございます。今大会の振り返っていかがでしたか?
亀井康平:昨年も優勝したので、今年も優勝して連覇したいという気持ちがありました。連覇しようということを、普段の練習の集合の際に部員によく伝えていました。

連覇がかかっていたので団体メンバーは7人はとても緊張していましたが、メンバー以外の人達のサポートもあり、チーム全員で戦うという意識のなか、試合に臨むことができました


写真:ベンチの様子/提供:北陸大学

――亀井選手は3年生で主将ということですが、そもそもなぜ3年生から主将なのでしょうか?
亀井康平:北陸大学は昔から3年生が主将をすることになっています。

背景としては、3年生の終盤から4年生にかけては就職活動の方に力を入れる必要があるため、11月の秋大会で世代交代という形になります。そのため、大変な面もありますが、3年生から主将をやらせていただいてます。

――そういう背景があったんですね。

上級生もいる中で主将をする大変さはどこでしょうか?

亀井康平:部員の意見は監督に伝え、監督の意見は部員に伝えないといけないので、不平不満が出た時に、両者の意見のバランスを取るのがとても難しいです。
――逆にやりがいはどういう部分でしょうか?
亀井康平:本学卓球部は各学年に「学年リーダー」がいます。

全体はキャプテンが統括する中で、学年リーダーの仕事は同学年でのミーティングを繰り返し、学年内での意識の共有や、講義・ガイダンス等の情報共有を徹底して行うことしています。

私は1年の時に学年リーダーに立候補し、3年で主将を務めています。4年生もまとめないといけないのでとても大変ですが、木村監督からも様々な助言をいただき、部を運営しており、それが社会に出てから、きっと役立つと感じています。


写真:ベンチから指示を送る木村監督/提供:北陸大学

――なぜ学年リーダーに立候補されたんですか?
亀井康平:中学・高校のときから主将を務めていて、周りの人を引っ張っていきたいという思いがあり、大学でも学年リーダーという役職があると聞いて、やりたいと思っていました。
――粉河高校のときから主将を務めてらっしゃったんでんすね。そもそもなのですが、なぜ和歌山から北陸大学に進学したのかもお伺いさせてください。
亀井康平:和歌山県・粉河高校に入学したとき、入れ違いで南(和歩)先輩が北陸大学に進学されました。高校2年生の時に南先輩と男子ダブルスで全日本選手権に出場できて、北陸大学はどういう大学なのだろうと興味が沸き、色々と概要を教えていただきました。

また、大会会場に木村監督も来られていたので、学部教育や卓球部の取り組みについてお聞きし、木村監督の学生指導に対する熱い思いを聞き、卓球競技だけではなく、人としての部分も学べて、成長できるところだと知ったので進学を決めました。

本学に向いている選手は、卓球も精一杯取り組みたい者や、その他の部分でも頑張れる選手が向いていると思います。大学生活は4年間しかないので、様々な経験をしないといけません。そして学生のうちに失敗を経験し、それを次に活かせるように学びます。社会に出てからの先を見据えて、活躍できる人材になると思います。


写真:表彰式の様子/提供:北陸大学

――北陸大学の完璧なアピールありがとうございます(笑)。

最後にどういうチームを作っていきたいかも教えて下さい。

亀井康平:戦績はもちろんですが、私がキャプテンの時に、卓球以外での活躍をしたいです。先日のGW期間中も、今大会シングルス優勝の小田が企画立案して、金沢駅周辺を3時間清掃活動して12袋分拾ってきました

そういった活動を続けていくことで、「おめでとう」から「ありがとう」と言われるチームにしたいと思っています。大学スポーツの素晴らしさを多くの高校生に知っていただき、競技者数が増えることを祈っています。


写真:金沢駅周辺の清掃活動の様子/提供:北陸大学

男子団体


写真:男子団体1位の北陸大学/提供:北信越学生卓球連盟

1位 北陸大学 
2位 新潟大学
3位 新潟医療福祉大学

※1位の北陸大学と2位の新潟大学は第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)出場

女子団体


写真:女子団体優勝の新潟大学/提供:北信越学生卓球連盟

1位 新潟大学
2位 金城大学
3位 新潟医療福祉大学

※1位の新潟大学と2位の金城大学は第91回全日本大学総合卓球選手権大会(団体の部)出場

女子団体優勝 新潟大学・主将 森田祐以コメント

コロナ禍での練習は大変だったが、全員が力を出して優勝することができて良かった。

>>個人戦の結果はこちら 北陸大・小田、団体メンバー外からシングルス頂点へ「努力は一生、チャンスは一瞬」<春季北信越学生卓球選手権大会>

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