サンリツが悲願の初優勝 中国電力との2時間半越えの激闘制す<2022年度日本卓球リーグJTTLファイナル4> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:女子団体優勝のサンリツ/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 サンリツが悲願の初優勝 中国電力との2時間半越えの激闘制す<2022年度日本卓球リーグJTTLファイナル4>

2022.12.11

文:ラリーズ編集部

<2022年度 北斗電気設備 日本卓球リーグプレーオフ JTTLファイナル4 日程:12月10日、11日 場所:宮崎県・延岡市民体育館>

11日、日本卓球リーグの上位進出チームによるプレーオフ、JTTLファイナル4が開催され、男女の年間チャンピオンチームが決定した。

女子団体はサンリツが初V

女子団体では、今年度は日本リーグ前後期連覇し、ファイナル4初優勝を狙うサンリツと、前期3位、後期2位の中国電力が決勝に進んだ。

決勝1番では、サンリツからは昨日の準決勝でも勝利した塩見真希(サンリツ)、中国電力からは今大会初出場の木村光歩(中国電力)の対戦となった。


写真:木村光歩(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

11-2で第1ゲームを木村が先取すると、第2、第3ゲームでは競り合いになるも木村が勝ち切り、ゲームカウント3-0で勝利で勝利。中国電力に1勝目をもたらした。


写真:成本綾海(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

2番では、準決勝1番で勝利した出雲美空(サンリツ)と、準決勝では2勝し、決勝進出の立役者となった成本綾海(中国電力)の対戦となる。


写真:出雲美空(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

各ゲーム両者一歩も譲らない、激しい攻防が繰り広げられたこの一戦は、最終ゲームでレシーブで先手をとった出雲に軍配が上がる。サンリツがマッチカウント1-1に追いつき、3番ダブルスに繋げた。


写真:成本綾海/井絢乃(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

3番ダブルスでは、今年度のビッグトーナメント準優勝ペアの梅村優香/塩見真希(サンリツ)と、後期日本リーグ優秀ペア賞を受賞した成本綾海/井絢乃(中国電力)の実力者同士の対決となった。


写真:梅村優香/塩見真希(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

成本/井ペアが力強いフォアドライブで第1ゲームを先取するも、梅村/塩見が変化の激しいサービスと打点の速いカウンタープレーで接戦をものにし、フルゲームの末勝利。サンリツが優勝に王手をかける。


写真:中森帆南(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

しかし4番では、中国電力のルーキー、中森帆南(中国電力)がサンリツのキャプテン松平志穂(サンリツ)を怒涛の攻めで下し、マッチカウントを2-2とした。


写真:松平志穂(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

勝負の行方はラストの梅村優香(サンリツ)と井絢乃(中国電力)の一戦に委ねられた。


写真:井絢乃(中国電力)/撮影:ラリーズ編集部

バック表ソフトの変化と速攻プレーが持ち味の梅村と、しなやかなスイングから繰り出すパワードライブを誇る井の一戦は、ゲーム中盤から井の攻撃を的確にブロックし、カウンターに繋げた梅村がゲームカウント3-1で勝利。サンリツのファイナル4初優勝を決めた。


写真:梅村優香(サンリツ)/撮影:ラリーズ編集部

サンリツは前期・後期・ファイナル4と全て優勝し、見事完全優勝を成し遂げた。

表彰式後の優勝チームコメント

近藤欽司監督

選手があきらめずに、危ない試合ばかりでしたが、最後までサンリツらしく粘り強く戦ってくれました。

松平志穂キャプテン

ずっと目標としていたファイナル4優勝の実現することができて嬉しいです。今回来られなかった永尾尭子選手の分も頑張ろうと思いました。

若手が調子の良い状態で臨んでくれていたので、私は若手の力を借りて、逆にのびのびやらせてもらいました。良いチームだなと思います。応援ありがとうございました。


写真:サンリツ/撮影:ラリーズ編集部

女子団体決勝

〇サンリツ 3-2 中国電力

塩見真希 0-3 木村光歩〇
〇出雲美空 3-2 成本綾海
〇梅村優香/塩見真希 2-1 成本綾海/井綾乃
松平志穂 0-3 中森帆南〇
〇梅村優香 3-1 井絢乃

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