文:ラリーズ編集部
<卓球 練習試合 協和キリンvs愛工大名電高・9月26日>
実業団の協和キリンと愛工大名電高校の練習試合が26日行われ、1試合目は協和キリンが、2試合目は愛工大名電高がそれぞれマッチカウント3-1で勝利し、2試合合計4-4の引き分けで幕を閉じた。
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世代を超えた練習試合は引き分けに
実業団の協和キリンと愛工大名電高校の世代を超えた練習試合の模様は、東京パラ五輪代表に内定している岩渕幸洋(協和キリン)と株式会社LaboLiveの高橋徹氏(青森山田中高→中央大学)の実況・解説つきで、Labolive(ラボライブ)によりインターネット中継で生配信された。
実況と解説はこのメンバーでお送りします。 pic.twitter.com/DIAIWci1nT
— LaboLive (@live_labo) September 26, 2020
解説には、試合を終えた平野友樹(協和キリン)が参加する場面も見られ、卓球ファンにとっては見ごたえ十分な試合となった。
写真:渡辺裕介(協和キリン・写真奥)vs曽根翔(愛工大名電高)/提供:協和キリン
第1試合では、トップで協和キリンの渡辺裕介が愛工大名電高主将の曽根翔を下しチームを勢いづけると、そのまま松平賢二、平野友樹も連勝でマッチカウント3-1で協和キリンに軍配が上がった。
写真:2勝をあげた平野友樹(写真手前・協和キリン)、相手は横谷晟(愛工大名電高)/提供:協和キリン
第2試合は対照的な結果に。インターハイ準優勝の実績を持つ篠塚大登(愛工大名電高)が、協和キリン主将の松平にゲームカウント3-0のストレート勝ちを収めると、曽根、横谷晟も勝ち星をあげ、愛工大名電高がマッチカウント3-1で勝利を掴んだ。
この結果、世代を超えた決戦は、2試合の合計4-4の引き分けに終わった。練習試合という形ではあるが、新型コロナウイルスの影響でしばらく試合がなかった中での“真剣勝負”に多くの卓球ファンが酔いしれた。
練習試合結果
1試合目 協和キリン 3-1 愛工大名電
〇渡辺裕介 3-1 曽根翔
〇松平賢二 3-1 吉山僚一
〇平野友樹 3-0 横谷晟
硴塚将人 0-3 篠塚大登〇
2試合目 協和キリン 1-3 愛工大名電
松平賢二 0-3 篠塚大登〇
〇平野友樹 3-0 吉山僚一
後藤卓也 0-3 曽根翔〇
渡辺裕介 2-3 横谷晟〇
協和キリン主将・松平賢二コメント
最高でした。コロナ生活で1番充実した2時間でした。良い緊張感の中で久々に「試合をしたな~」という感覚になりました。
更に今の自分たちの現状とこれからの課題がみつかったこと、そして何より高校生のフレッシュな表情を見ることが出来たことが本当に嬉しかったです。やって良かったなと実感しました。改めて関係者の皆さんに感謝致します。
写真:松平賢二(協和キリン)/撮影:ラリーズ編集部
この様な企画は色々なところで出来る限り実現していってもらいたいです。選手たちはもちろん、周りの関係者の方々、更には卓球ファンの方々にとってもプラス要素がとても多いと思います。まだまだコロナに警戒しなければいけませんが少しずつ、出来ることからチャレンジしていきたいです。
私たち協和キリンは11月11日〜15日まで開催される後期日本卓球リーグ熊本大会に参加予定です。例年とは色々と形態を変えての開催となりますがもちろん真剣勝負です。会社を背負っての戦いに今から楽しみで仕方ありません。
今回はリモートマッチにはなりますが逆にたくさんの方々に見て頂けるチャンスだとも思っています。私たちはプレーで皆さんを勇気づけられる様に残りの1ヶ月半、万全の準備をして挑みます。是非、皆さんもリモートで日本卓球リーグをお楽しみください。
まだまだ苦しい状況は続きますがファン、選手、関係者が一体となって卓球界全体を盛り上げていきましょう。
愛工大名電高主将・曽根翔コメント
写真:曽根翔(愛工大名電高)/撮影:ラリーズ編集部
今回試合をさせていただきありがとうございました。
コロナの影響で大会が開催されず久しぶりの試合でLaboLiveさんにもご協力をいただき、非常に良い緊張感の中で試合ができました。
また、試合が同点で、決着がつかずに終わってしまったのでもし機会があれば次対戦する時に決着つけたいと思います。
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