文:ラリーズ編集部
<第8回日本リーグ・日学連対抗卓球ドリームマッチ 2019年8月31日>
日本リーグ・日学連対抗卓球ドリームマッチの第8回が千葉県の東金アリーナ8月31日開催された。
日本卓球リーグ実業団連盟と日本学生卓球連盟に所属する実業団、学生界のトップ選手が対戦する団体戦が行われ、日本リーグ代表が9-1で勝利した。試合前にはファンとの卓球交流会が行われた。
>>卓球界初の「選手会」が発足 発起人が明かす“2つの狙い”とは
試合結果
試合は日本リーグ代表が日学連代表に9-1で勝利した。ワールドツアー出場し結果を残している平野(協和キリン)や安藤(十六銀行)をはじめ日本リーガーが学生に貫禄を見せつけた結果となった。
学生の中でも五十嵐(早稲田大学)は有延(リコー)との打撃戦を制し、一矢報いた。
敗れはしたものの、三部(専修大学)の代わりに出場した遠藤(明治大学)が松平(協和キリン)と接戦を演じ、木村(専修大学)が大学の先輩でもある安藤(十六銀行)を追い詰めるなど学生代表も若さ溢れるプレーで場を盛り上げた。
なお、勝負の決した8番以降は5ゲームマッチから3ゲームマッチに変更となっている。
結果詳細
日本リーグ 9-1 日学連
◯池上玲子(愛媛銀行)3-1 梅村優香(中央大学)
11-10/6-11/11-9/11-9
〇平野友樹(協和キリン) 3-0 髙見真己(愛知工業大学)
11-10/11-9/11-7
〇安藤みなみ(十六銀行) 3-2 木村香純(専修大学)
9-11/10-11/11-9/11-7/11-9
有延大夢(リコー) 2-3 〇五十嵐史弥(早稲田大学)
8-11/11-9/10-11/11-6/8-11
〇野村萌(デンソー) 3-1 瀬山咲希(中央大学)
11-7/11-3/8-11/11-10
〇上村慶哉(シチズン時計) 3-1 龍崎東寅(明治大学)
7-11/11-2/11-9/11-9
〇田中千秋(豊田自動織機) 3-1 金子碧衣(早稲田大学)
7-11/11-10/11-5/11-9
〇高木和卓(東京アート) 2-1 硴塚将人(早稲田大学)
11-10/7-11/11-7
〇平侑里香(サンリツ) 2-0 李欣然(朝日大学)
11-7/11-3
〇松平賢二(協和キリン) 2-1 遠藤竜馬(明治大学)
10-11/11-10/12-10
試合方法 特別ルール
日本リーグ・日学連対抗卓球ドリームマッチは、日本リーグ代表と日学連代表でそれぞれ男子5人、女子5人が選ばれ、10シングルスの男女混成対抗団体戦が行われる。試合方式やルールが特別なためここで紹介する。
まず、1ゲームから4ゲームまではデュースなしの11本先取となる。最終ゲームの5ゲーム目に突入した場合、6-6から開始となり、デュースありとなる。
この試合方式で10本シングルスを行い、勝負を決める。もし5-5の同点で勝敗が決まらない場合は、サドンデスマッチを行う。サドンデスマッチは決められたオーダーで1ゲームを1点ごとに勝抜けで行い、11点先取したチームの勝利となる。
時間短縮のため試合前の練習時間は30秒とし、マルチボールシステムを導入する。
補足:ドリームマッチとは?
日本卓球リーグ実業団連盟と日本学生卓球連盟がカテゴリーの枠を越えて連携し、お互いに切磋琢磨することで日本のレベルアップを図る。また、たくさんの子どもたちにトップ選手のプレーを観戦してもらい、将来、日の丸を背負う選手が数多く育ってほしいという思いを込めて「ドリームマッチ」というネーミングになっている。
平成24年度(2012年)に第1回が行われ、第5回までは団体戦のほかにシングルスも行われていた。第6回以降は男女団体戦が行われ、今大会は初の試みとして男女混成団体戦で行われた。