男子・吉山、女子・小塩が初優勝<第50回全国中学校卓球大会> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ジュニアサーキット香港オープンでの小塩遥菜/提供:ittfworld

大会報道 男子・吉山、女子・小塩が初優勝<第50回全国中学校卓球大会>

2019.08.24

文:ラリーズ編集部

<第50回全国中学校卓球大会 2019年8月20日~8月23日>

全国中学校卓球大会が滋賀県・ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)を舞台に開催。大会最終日の23日は個人戦の3回戦から決勝までが行われた。男子は愛工大名電の吉山僚一が、女子は稲付の小塩遥菜が初優勝を果たした。

男子個人戦 結果

男子は、第1シードの鈴木颯(愛工大名電)や第2シードの前出陸杜(東観)が順当にベスト8に進出。波乱が起こったのは第4シードの田尻要(愛工大名電)が木塚陽斗(明豊)に3回戦でストレート負けを喫した山だ。その木塚に勝利した藤元駿(明徳義塾)がベスト8に勝ち上がった。

表彰台をかけた準々決勝では、第1シードの鈴木、第3シードの吉山僚一の愛工大名電勢に加え、田尻が敗れたブロックを勝ち上がった高橋航太郎(実践学園)、第2シードの前出に勝利した徳田幹太(野田学園)が勝利し、準決勝に進出した。

準決勝は鈴木対高橋、吉山対徳田の組み合わせとなった。鈴木、吉山がそれぞれ勝利し、決勝進出を決めた。

愛工大名電対決となった決勝は、長身を生かし吉山が1ゲーム目を先取。2、3ゲーム目は終盤まで競るものの鈴木がフォアで攻め連取する。後がなくなった吉山は、先に攻める姿勢を見せ4ゲーム目を取り、勝負は最終ゲームまでもつれ込んだ。最終ゲームは勢いそのままに吉山が序盤から点差を離し、吉山がゲームカウント3-2で逆転優勝を果たした。


写真:ジュニアサーキットベルギーオープンでの吉山僚一/提供:ittfworld

準決勝

〇鈴木颯(愛工大名電) 3-0 高橋航太郎(実践学園)
11-8/11-8/11-8

〇吉山僚一(愛工大名電) 3-1 徳田幹太(野田学園)
8-11/11-5/11-4/11-9

決勝

〇吉山僚一(愛工大名電) 3-2 鈴木颯(愛工大名電)
11-8/9-11/9-11/11-8/11-4

>>全国中学校卓球大会 歴代優勝一覧 男子編|平成30年分・完全保存版

女子個人戦 結果

女子でもベスト8には第1シードの大藤沙月(四天王寺)や第2シードの小塩遥菜(稲付)が順当に入る中、山﨑唯愛(益田)が1回戦から勝ち上がり、ベスト8を決めた。

準々決勝では、赤江夏星(貝塚第二)と横井咲桜(四天王寺)の団体戦決勝の再戦に注目が集まった。リベンジに燃える赤江だったが、3-0で今回も横井に軍配が上がった。横井に加え、第1シードの大藤、第2シードの小塩、第4シードの白山亜美(明徳義塾)が表彰台を決めた。

大藤対白山、横井対小塩の組み合わせとなった準決勝は大藤が白山に敗れ、2連覇ならず。パワフルな両ハンドで白山が大藤を下した。準決勝のもう1試合は小塩が横井を下し決勝に進出した。

決勝の1ゲーム目は、小塩の回転量豊富なサーブに白山が対応できず、小塩が奪取する。レシーブミスが減り、ラリーでも丁寧なつなぎを見せた白山が2ゲーム目を取り返す。小塩が両サイドに白山をふってミスを誘い、大差で3ゲーム目を取る。4ゲーム目は白山が小塩の変化に対応できず、小塩が取りゲームカウント3-1で優勝を果たした。小塩は2012年大会の佐藤瞳(現・ミキハウス)以来のカットマンの優勝となった。

準決勝

〇白山亜美(明徳義塾) 3-1 大藤沙月(四天王寺)
11-7/11-9/8-11/11-6

〇小塩遥菜(稲付) 3-1 横井咲桜(四天王寺)
11-6/7-11/11-5/11-9

決勝

〇小塩遥菜(稲付) 3-1 白山亜美(明徳義塾)
11-4/6-11/11-2/11-6

>>全国中学校卓球大会 歴代優勝一覧 女子編|平成30年分・完全保存版

第50回全国中学校卓球大会 最終結果

男子団体

優勝:愛工大名電(愛知)
準優勝:野田学園(山口)
3位:明徳義塾(高知)、安田学園(東京)

女子団体

優勝:四天王寺(大阪)
準優勝:貝塚第二(大阪)
3位:明徳義塾(高知)、横浜隼人(神奈川)

男子シングルス

優勝:吉山僚一(愛工大名電・愛知)
準優勝:鈴木颯(愛工大名電・愛知)
3位:高橋航太郎(実践学園・東京)、徳田幹太(野田学園・山口)

女子シングルス

優勝:小塩遥菜(稲付・東京)
準優勝:白山亜美(明徳義塾・高知)
3位:大藤沙月(四天王寺・大阪)、横井咲桜(四天王寺・大阪)

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