文:ラリーズ編集部
<第86回全日本大学総合卓球選手権大会(個人の部) 2019年10月25日(木)~10月27日(日)>
大学生No.1を決める全日本大学総合卓球選手権大会(以下、全日学)が、島津アリーナ京都で開催される。10月24日開会式が行われ、25日から試合がスタートする。毎年熱き戦いが繰り広げられる男子シングルス・男子ダブルスの見どころを紹介する。
男子シングルス見どころ
去年は専修大学の及川瑞基が同じく専修大学の田添響(現Tリーグ・木下マイスター東京)との同士討ちを制しており、今大会は連覇を目指す。連覇を達成すると男子シングルスでは2014年、2015年の森薗政崇(明治大学 現Tリーグ・岡山リベッツ)以来となる。今期は欧州のリーグで武者修行を行っており、好調をキープしている。
第2シードは早稲田大学主将としてチームを引っ張っている硴塚将人。2017年の全日本卓球選手権の男子シングルスで見事ランク入りを果たした学生卓球界のトップを走るサウスポーだ。
第3シードには秋季関東学生リーグで殊勲賞を獲得し、専修大学を優勝に導いた三部航平が入った。第4シードは2019年東京オープンで単複2冠を達成しするなど、名門・明治大学を引っ張る龍崎東寅だ。
写真:三部航平(専修大学)/撮影:ラリーズ編集部
他シードの選手ではTリーグにも出場している松山祐季・髙見真己・木造勇人(ともに愛知工業大学)が注目だ。学生トップが集まる今大会を制するのは誰か、熱戦が期待される。
男子ダブルス見どころ
昨年は早稲田大学の硴塚将人・緒方遼太郎が愛知工業大の松下大星(現日本卓球リーグ・クローバー歯科カスピッズ)・宮本春樹をフルゲームで下し、早稲田大学のペアとしては2005年以来の優勝を飾った。
第1シードは昨年優勝した硴塚・緒方で、連覇を目指す。第2シードは及川・三部ペア(専修大学)だ。今年の関東学生秋季リーグでは組んでいないペアリングだが、1年生から専修大学で試合に出場しており相性は申し分ないだろう。
第3シードには松山祐季・髙見真己(愛知工業大学)が入った。T.T彩たまに所属している2人はTリーグでもダブルスで出場し勝ち星を挙げている。第4シードは内村秀平・内村英司(日本体育大学)。兄弟ペアで昔から組んでいるということもあり、息がピッタリなのは間違いないだろう。
写真:左から内村英司、内村秀平(ともに日本体育大学)/撮影:ラリーズ編集部
他シードには関東学生リーグで最優秀ペア賞を獲得した龍崎東寅・沼村斉弥(明治大学)や愛工大名電高で活躍してきた木造勇人・田中佑汰(愛知工業大学)など実力あるペアが多数出場する。
硴塚・緒方ペアが連覇を果たすのか、それとも他大学のダブルスが優勝するのか学生No.1ダブルスを決める戦いに注目だ。