文:ラリーズ編集部
<ITTFチャレンジプラス・ポルトガルオープン 2020年2月12日~16日>
2月14日、ポルトガルオープンは大会3日目を迎え、男女単複の1、2回戦と男女U21シングルスの決勝までが行われた。
男子シングルスでは宇田幸矢(JOCエリートアカデミー/大原学園)が2回戦でISMAILOV Sadi(ロシア)との激闘を4-3で制し、3回戦に駒を進めた。戸上隼輔(野田学園高)はジョアン・ジェラルド(ポルトガル)に1-4、森薗政崇(BOBSON)はMINO Alberto(エクアドル)に2-4でそれぞれ敗れている。
女子シングルスでは石川佳純(全農)、加藤美優(日本ペイントホールディグス)、橋本帆乃香(ミキハウス)、佐藤瞳(ミキハウス)、芝田沙季(ミキハウス)が2回戦に登場。全員がそれぞれの相手を4-0で勝利し3回戦に進出している。
写真:女子U21で優勝した塩見真希/提供:ittfworld
また、女子U21決勝には塩見真希(ミキハウス)が登場し、ダリア・トリロゴス(ベラルーシ)と対戦し3-1で勝利。前大会のスペインオープンに続き、二大会連続の優勝となった。
大会4日目となる15日は、シングルスは準々決勝、ダブルスは準決勝、混合ダブルスでは決勝までがそれぞれ行われる。
男子シングルス 見どころ
日本選手3回戦組み合わせ
宇田幸矢-FENG Yi-Hsin(チャイニーズタイペイ)
写真:ベラルーシオープンの宇田幸矢/提供:ittfworld
2回戦で接戦を制し勝ち上がってきた宇田は、3回戦でFENG Yi-Hsinと対戦。18歳の宇田と17歳のFENGによる10代対決となる。FENGは世界ランキングは200位であるが、2回戦でジョアン・モンテイロ(同78位・ポルトガル)に4-0とストレートで勝ち上がってきている。宇田がどのようにプレーするか見物だ。
女子シングルス 見どころ
日本選手3回戦組み合わせ
石川佳純-ヤン・シャオシン(モナコ)
加藤美優-ローラ・ガスニエ(フランス)
橋本帆乃香-芝田沙季
佐藤瞳-シャン・シャオナ(ドイツ)
写真:ドイツオープンの芝田沙季/提供:ittfworld
石川は、モナコのヤン・シャオシンと対戦する。ヤンは中国出身のベテランで、2016年のチェコオープンで優勝するなど国際大会での実績もある。2019年のドイツオープンで石川はバック面の粒高ラバーに苦戦し、苦杯を嘗めているが、2020年のドイツオープンでは見事リベンジを果たした。今回も勝利し2連勝となるか。
橋本と芝田のミキハウス対決や、カットマンの佐藤とペン表のシャン・シャオナ(ドイツ)にも注目が集まる。
女子ダブルス 見どころ
日本選手準々決勝組み合わせ
芝田沙季/大藤沙月(ミキハウスJSC)-ガリア・ドボラク/ZHANG Sofia-Xuan(スペイン)
橋本帆乃香・佐藤瞳-ステファニー・ロエウイリーテ/YUAN Jia Nan(フランス)
写真:スペインオープンの芝田(写真左)・大藤(写真右)ペア/提供:ittfworld
女子ダブルスは両ペアが準々決勝を勝ち上がると準決勝で直接対決となる。全日本準優勝で攻撃型の大藤/芝田ペアと世界卓球銅メダルのカットマンペア橋本/佐藤の試合は熱戦となるだろう。