平野美宇"ハリケーン封印"で準決勝進出 <香港OP> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:平野美宇(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 平野美宇“ハリケーン封印”で準決勝進出 <香港OP>

2019.06.08

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>
8日、香港オープン女子シングルス準々決勝で平野美宇(6月世界ランキング9位・日本生命)が ロンドン五輪銅メダリストの馮天薇(同12位・シンガポール)をゲームカウント4ー1で破り、準決勝進出を決めた。

平野にとって馮は2017年の世界選手権ドイツ大会の準々決勝でストレート勝ちし、銅メダルを決めた縁起のいい相手。

第1ゲーム序盤、動きに硬さが見られた平野は馮に5-9とリードを許すが、相手のミスを誘うプレーで6連続得点。試合の主導権を握ると、2ゲームを連取する。

平野はこの試合、ハリケーンの異名を持つリスキーなカウンター攻撃を封印し、着実に得点を拾っていく。平野の穴の無いプレーに百戦錬磨の馮も思わず顔をしかめる。

勝負を分けたのは第3ゲームだった。平野がリードして迎えた9-5の場面。やや甘くなった馮の繋ぎのボールを平野が強打で狙いにいき、2連続のミス。傾きかけた流れを断ち切るべく平野がタイムアウトを取る。その後デュースに追いつかれるも、冷静さを保つ平野は丁寧に深いコースをついた連続攻撃で得点し、ゲームポイントを奪うと、続く1本もサービスエース。ゲームカウント3-0と一気に馮を突き放した。

その後、第4ゲームを落とした平野だったが、第5ゲームは最後に平野らしい連続攻撃を見せ11-9で勝利を決めた。

平野は今晩行われる準決勝で、伊藤美誠(6月世界ランキング7位・スターツ)とソフィア・ポルカノバ(オーストリア・同22位)の勝者と対戦する。

香港OP5日目 女子シングルス結果


写真:馮天薇(シンガポール)/撮影:ラリーズ編集部

<準々決勝>
○平野美宇4-1馮天薇(シンガポール)
11-9/11-8/12-10/9-11/11-9

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