文:ラリーズ編集部
<ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯 2019年6月12日~6月16日>
ジャパンオープンは14日からシングルス決勝トーナメントが始まる。男子シングルスでは予選を突破した大島祐哉(6月世界ランキング25位・木下グループ)、吉村和弘(同49位・東京アート)、及川瑞基(同79位・専修大学)、吉田雅己(同117位・FPC)、神巧也(同187位・T.T彩たま)、平野友樹(同126位・協和発酵キリン)の6選手に加えて、予選シードの張本智和(同4位・木下グループ)、丹羽孝希(同13位・スヴェンソン)、水谷隼(同14位・木下グループ)3選手が決勝トーナメント初戦に臨む。
シードの丹羽は吉村和弘と、水谷は及川と、ともに日本人対決が組まれた。丹羽と吉村は5月末の中国OPでも対戦したばかり。そのときは丹羽が4-0での完勝をおさめたが、今大会はどうか。及川は13日、中国選手を破って予選突破を決めており、調子は良さそうだ。及川は水谷に対してどのような戦いをみせるか、注目だ。
大会連覇を狙う張本は中国の22歳、孫聞(同599位)と対戦する。孫は大会参加が少ないためランクは低いが、予選では吉村真晴(同32位・名古屋ダイハツ)を破っており、実力はランク以上。張本は世界ランク4位、そして前回王者の意地を見せたいところだ。
予選突破組は初戦から強敵との対戦だ。初戦のカードはそれぞれ、大島祐哉×許昕(同3位・中国)、平野友樹×オフチャロフ(同12位・ドイツ)、神巧也×カルデラノ(同8位・ブラジル)、吉田雅己×張禹珍(同10位・韓国)の対戦が組まれた。厳しい試合が予想されるが、予選では神が中国の劉丁碩(同42位)を撃破。平野はアポロニア(同43位・ポルトガル)を破るなど、熾烈な予選を勝ち抜いた日本選手には勢いがある。決勝トーナメントでも、ホームグラウンドでの快進撃に期待がかかる。
14日の男子シングルスは決勝トーナメント1,2回戦が行われ、ベスト8が出そろう。14日も熱い戦いから目が離せない。