文:ラリーズ編集部
<ライオン卓球ジャパンオープン荻村杯(札幌) 2019年6月12日~6月16日>
ジャパンオープン4日目、女子シングルスの準々決勝で佐藤瞳(同15位・ミキハウス)と平野美宇(同9位・日本生命)の直接対決が実現した。佐藤は、前日に地元の大声援を力に丁寧(同3位・中国)を破っており、この試合も佐藤への声援が飛び交う中で行われた。
試合は、第1ゲームを10-8と佐藤がリードするが、そこから逆転した平野が4ゲームを連取し、ストレート勝ちを収めた。
勝利した平野は、明日の準決勝で劉詩文(同2位・中国)との対戦が決まった。昨年のジャパンオープン準々決勝では、ゲームカウント0-4と完敗だったが、今大会安定した戦いを見せている平野がリベンジを果たせるか。
試合後のコメント
試合後、佐藤は「パワーとタイミングの速さに圧倒されて、何もできず押されっぱなしの試合だった。中国選手とはまた違うボールの威力で、打球点の速さというのは平野選手の方が速くて、十分な体勢でカットをさせてもらえなかった」と肩を落とした。
「今日も応援をすごくしてもらって、こんな試合だったのでちょっと自分でも残念な気持ちが強い。でも今、自分の戦う姿を見せられたことは、良かったかなと思います」と地元・北海道での声援についてコメントした。
一方平野は「単調になりすぎないところを気を付けたので、そこがすごくよかった。全部速くだと(中国の)丁寧選手にも勝ったような強い選手なので、中身を意識して試合をできたのがよかったです」と試合を振り返った。
平野美宇×佐藤瞳 詳細スコア
写真:佐藤瞳(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部
〇平野美宇 4-0 佐藤瞳
12-10/11-6/11-5/11-8