東京五輪を見据えた張本・丹羽、水谷・伊藤の新ペアに注目<韓国OP・ダブルス見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:ジャパンオープンの水谷隼(左・木下グループ)と伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld

大会報道 東京五輪を見据えた張本・丹羽、水谷・伊藤の新ペアに注目<韓国OP・ダブルス見どころ>

2019.07.01

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

6月中旬のジャパンオープンから2週間。2日よりITTFワールドツアー・韓国オープンが開幕する。今回は韓国オープンの男女ダブルス、混合ダブルスの見どころを紹介していく。

男子ダブルス

男子ダブルスには日本から2組が参戦。森薗政崇(6月世界ランキング31位・岡山リベッツ)/吉村真晴(同32位・名古屋ダイハツ)ペアと張本智和(同4位・木下グループ)/丹羽孝希(同13位・スヴェンソン)ペアだ。

森薗/吉村ペアは香港オープン、ジャパンオープンに引き続き決勝トーナメントからの出場となる。ジャパンオープンでは、準優勝したドイツペアに惜しくも敗れてしまったが、今回は、吉村の抜群のテクニックと森薗の威力抜群のチキータで上位進出が期待される。

張本/丹羽ペアも同様に決勝トーナメントからの出場となる。東京五輪の団体戦でのダブルス起用を見据え、香港オープンでは丹羽/水谷ペアというサウスポー同士のペアを結成も予選敗退。今回は張本を起用し、ダブルスでの実績十分な丹羽とのペアリングを試そうとしているのであろう。ダブルス巧者である丹羽のトリッキーなプレーと張本の速攻がどのように融合するか必見だ。

女子ダブルス

女子ダブルスも日本からは2組が参戦する。芝田沙季(同13位・ミキハウス)/平野美宇(同9位・日本生命)ペアと大藤沙月(同58位・ミキハウスJSC)/中森帆南(同317位・四天王寺高校)ペアだ。2ペアとも決勝トーナメントからの出場となる。

初めてのペア結成である芝田/平野ペア。平野の前陣カウンターと芝田のパワフルなフォアハンドがどのような化学変化を起こすのか注目だ。

大藤/中森の若手コンビは、先日の中国オープンで、予選から勝ち上がりベスト4まで進出。準決勝では惜しくも敗れたが、中国の劉詩雯(同2位)・顧玉婷(同56位)ペアをフルゲームまで追い詰めた実力を持つ注目ペアだ。今大会こそ中国ペアを撃破し、上位進出に期待が高まる。

混合ダブルス

混合ダブルスは、吉村真晴(同32位・名古屋ダイハツ)/石川佳純(同6位・全農)ペアと水谷隼(同14位・木下グループ)/伊藤美誠(同7位・スターツ)ペアの2組が日本から登場。

吉村/石川ペアは、世界選手権で3大会連続決勝に進出。2015年の蘇州大会では準優勝、2017年のデュッセルドルフ大会では優勝、そして今年のブタペスト大会では惜しくも準優勝ではあったが、改めてその相性の良さと実力を見せつけたペアである。今大会は決勝トーナメントからの登場となり、吉村と石川の抜群のコンビネーションで会場を沸かせることだろう。

一方、予選から出場するのは、水谷/伊藤ペア。先日の中国オープン、ジャパンオープンでは丹羽とペアを組んだ伊藤だが、今大会では東京五輪も見据えた水谷とのペアで挑戦する。同じ静岡県磐田市の出身であり、小さい頃から交流があった2人。混合ダブルスではどのようなコンビネーションを見せるのか注目だ。

韓国OPでもデータ分析が活きるか注目

韓国OPシングルス見どころ