張本・丹羽が地元韓国のエースダブルスに挑む<韓国オープン4日目・組み合わせと見どころ> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(左・スヴェンソン)、張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 張本・丹羽が地元韓国のエースダブルスに挑む<韓国オープン4日目・組み合わせと見どころ>

2019.07.05

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

大会3日目の7月4日は、男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの5種目すべてで決勝トーナメントが始まった。

男子シングルスでは、予選から勝ち上がった神巧也(同143位・T.T彩たま)、平野友樹(同107位・協和キリン)、吉村和弘(同50位・東京アート)が決勝トーナメントに挑むも、中国選手の厚い壁を破れず、1回戦敗退となった。また、水谷隼(同13位・木下グループ)、丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)も1回戦で敗れ、残るは張本智和(同4位・木下グループ)ただ1人となった。日本選手14人が1回戦に臨んだ女子シングルスでは、同士討ちを制し石川佳純(同6位・全農)や伊藤美誠(同7位・スターツ)らが勝ち上がった。

大会4日目となる7月5日は、男女シングルスのベスト16決定戦、そして男女ダブルス、混合ダブルスの準々決勝、準決勝が行われる。

日本選手シングルス組み合わせと見どころ

<男子シングルス2回戦>
張本智和 – 黄鎮廷(中国香港)

<女子シングルス2回戦>
長﨑美柚 – 王曼昱(中国)
石川佳純 – 芝田沙季
佐藤瞳 – 伊藤美誠
平野美宇 – 陳夢(中国)


写真:日本男子選手で唯一勝ち残った張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

男子シングルスでは日本選手で唯一勝ち残った張本智和(同4位・木下グループ)が香港のエース黄鎮廷(同18位)に挑む。両者は6月の中国オープンでも対戦しており、そのときは張本が勝利している。連勝なるか。


写真:伊藤美誠は2戦連続日本人カットマンと対決(スターツ)/撮影:ラリーズ編集部

女子シングルスでは6名が勝ち残り、日本選手同士の直接対決が2試合予定されている。また、長﨑美柚(同41位・JOCエリートアカデミー/大原学園)は王曼昱(同5位)と、平野美宇(同9位・日本生命)は陳夢(同1位)と中国勢との対決が組まれた。長﨑は先月のジャパンオープンでは、朱雨玲(同4位・中国)を破り、今大会も本戦1回戦で徐孝元(同10位・韓国)とトップランカーを下している。世界のトップに通用する実力は十分に付いてきてた長﨑、王曼昱相手にどういう戦いを見せるのか注目だ。

日本選手ダブルス組み合わせと見どころ

<男子ダブルス準々決勝>
張本智和/丹羽孝希 – 鄭栄植/李尚洙(韓国)
森薗政崇/吉村真晴 – デューダ/邱党(ドイツ)

<女子ダブルス準々決勝>
平野美宇/芝田沙季 – 陳夢/王曼昱(中国)
中森帆南/大藤沙月 – 田志希/リー・ジオン(韓国)

<混合ダブルス準々決勝>
水谷隼/伊藤美誠 – フロール/ガスニエ(フランス)


写真:森薗・吉村ペアリベンジなるか/撮影:ラリーズ編集部

男子ダブルスでは、張本・丹羽ペアが地元韓国のエースダブルス鄭栄植(同20位)/李尚洙(同14位)と対戦。今大会、韓国勢の試合には地元の大声援が飛び交っており、アウェーの環境で日本ペアが落ち着いた試合運びができるかがポイントになりそうだ。森薗・吉村ペアは、ジャパンオープンで敗れたドイツペアにリベンジを挑む。

女子ダブルスでは、平野・芝田ペアが王者・中国の陳夢(同1位)/王曼昱(同5位)ダブルスと激突。得意の巻き込みサーブから有利な展開に持ち込めるか必見だ。

好調の水谷・伊藤の混合ダブルスは、フランスペアとの対戦に。水谷・伊藤は、中国オープンと香港オープンを制した林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)を1回戦で破っておりその実力は折り紙付き。同じ静岡県磐田市出身の水谷・伊藤ペアの戦いから目が離せない。

韓国オープンもいよいよ4日目。いったいどんなドラマが生まれるのか。日本勢の活躍に注目だ。

張本智和のシングルス1回戦結果