16歳最初のシングルスに挑んだ張本智和 快勝で2回戦進出<韓国OP> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 16歳最初のシングルスに挑んだ張本智和 快勝で2回戦進出<韓国OP>

2019.07.05

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

4日、3日目を迎えた韓国オープンでは、男子シングルス決勝トーナメントが始まった。1回戦に6月27日には16歳の誕生日を迎えた張本智和(7月世界ランキング4位・木下グループ)が登場。張本はスウェーデンのジョン・パーソン(同72位)をゲームカウント4-1で下し、16歳最初のシングルスを勝利で飾った。

張本はパーソンと今年の世界選手権、そして先月のジャパンオープンでも対戦し勝利しているが、「前回(ジャパンオープン)は、自分の準備不足で相手の作戦にはまってリードされた。今回はその作戦にしっかり対応して1ゲーム目をしっかりとりきれたので、いいプレーができた」と勝因を分析した。

初戦の入りの難しさについては「試合に入るまではいい状態ではなかったが、試合をやる中で声を出して、自分のやるべきことが少しずつできるようになった。今日は1試合目にしては良かった」と声を出して自らを鼓舞し、試合に入っていけたようだ。

ジャパンオープン後にフォアハンドを重点的に練習してきたという張本。明日シングルスでは、黄鎮廷(同18位・中国香港)と対戦する。

また、勝ち残っている丹羽とのダブルスについても「次は前回木造選手と組んで0-3で負けている相手(韓国の鄭栄植・李尚洙ペア)。出だしの1ゲーム目が大事なので、しっかりいいプレーをして勢いで勝てるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

丹羽、吉村は惜しくも初戦敗退


写真:吉村和弘(東京アート)/撮影:ラリーズ編集部

同じく決勝トーナメント1回戦に登場した丹羽孝希(スヴェンソン・同12位)と吉村和弘(東京アート・同50位)は、それぞれ趙勝敏(同83位・韓国)、梁靖崑(同6位・中国)と対戦した。

吉村は「相手のバックの中国ラバーの回転量に対応できず、入れにいってしまった。(ゲームカウント)1-3から戦術を変えて、相手のバックハンドを上から打つことを心がけたが、サーブレシーブのミスで1本2本相手の方が上だった。それ以外は互角だったと思う」と一定の手応えを得ながらも、序盤でリードを許した展開を悔やんだ。一方の丹羽は、地元韓国の大声援を受ける同じサウスポー・趙勝敏の勢いを止められず1-4で敗れた。

詳細スコア


写真:丹羽孝希(スヴェンソン)/撮影:ラリーズ編集部

〇張本智和 4-1 ジョン・パーソン(スウェーデン)
11-7/11-6/4-11/11-5/11-7

丹羽孝希 1-4 ○趙勝敏(韓国)
11-8/9-11/8-11/9-11/6-11

吉村和弘 2-4 ○梁靖崑(中国)
11-7/9-11/7-11/10-12/11-6/11-13

張本・丹羽ダブルス、息の合ったプレーで初戦勝利