情熱的な張本・冷静な丹羽、息の合ったプレーで初戦勝利<韓国オープン> | 卓球メディア|Rallys(ラリーズ)

写真:丹羽孝希(左・スヴェンソン)、張本智和(木下グループ)/撮影:ラリーズ編集部

大会報道 情熱的な張本・冷静な丹羽、息の合ったプレーで初戦勝利<韓国オープン>

2019.07.04

文:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>

4日、韓国オープン3日目を迎え、男子ダブルス決勝トーナメント1回戦が行われた。丹羽孝希(7月世界ランキング12位・スヴェンソン)/張本智和(同4位・木下グループ)ペアが地元韓国の安宰賢(同77位)/趙大成(同305位)ペアと対戦した。

序盤から丹羽・張本は積極的にチキータ(バックハンドで順横回転をかけて返球する台上技術)を用い、ラリーに持ち込んでいく。韓国ペアも地元の声援を受け、威力あるフォアドライブを放つが、日本ペアが落ち着いたコンビネーションでラリーを制し、得点を積み重ねる。

日本ペアが2ゲームを連取して迎えた第3ゲーム、韓国ペアもチキータをフォアで狙い撃ち1ゲームを返す。韓国ペアの得点ごとに声援が飛びアウェームードが漂う会場。その雰囲気にのまれたか第4ゲームの終盤では張本・丹羽のミスが連続し、ゲームカウント2-2と追いつかれてしまう。

勝負の最終ゲーム、日本ぺアはコースを突くことで韓国ペアを台から下がらせ、攻撃の主導権を奪う。主導権を譲らぬまま連続で攻め続けた丹羽・張本ペアに軍配が上がった。

声を出し自身を鼓舞する張本、静かに淡々とプレーする丹羽と対照的なスタイルの2人だが、最後は息の合った戦いぶりを見せ、準々決勝進出を決めた。

詳細スコア


写真:チキータで積極的に攻めた日本ペア/撮影:ラリーズ編集部

〇張本智和/丹羽孝希 3-2 安宰賢/趙大成(韓国)
11-8/12-10/9-11/8-11/11-5

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