文:ラリーズ編集部
<ITTFワールドツアー・韓国オープン 2019年7月2日~7月7日>
5日、韓国オープン・女子ダブルス準々決勝に日本勢からは、大藤沙月(7月世界ランキング73位・ミキハウスJSC)/中森帆南(同319位・四天王寺高校)ペア、平野美宇(同9位・日本生命)/芝田沙季(同15位・ミキハウス)ペアが登場した。
中森・大藤は、韓国の田志希(同18位)/リー・ジオン(同131位)ダブルスと対戦し、ゲームカウント1-3で敗れた。
試合後、中森は「格上の選手に対して、相手のボールに合わせて対応していくことができなかった。試合前に考えていた戦術が効かなかった」と試合を振り返った。
大藤も「格上の選手が相手で自分たちの得点できるパターンがなくて、早くから(得点パターン)を見つけていれば、もう少しいい試合になったかなと思う」と格上相手に攻め手に欠け、戦術が定まらなかったことを敗因に挙げた。
今後について中森は「今回の反省をしっかりして、次どんな選手がきても戦術を立てていき、それが効かなかったときの戦術も考えられるようにしたい」とコメント。
敗れはしたものの中森・大藤は、今年5月に行われたITTFワールドツアー・中国オープンの女子ダブルスでも3位に入賞しており、今回の韓国オープンも準々決勝に進出。着実に国際大会での実績を積み上げており、今後の活躍が期待される。
平野・芝田は中国ペアに敗れる
写真:平野美宇(左・日本生命)、芝田沙季(ミキハウス)/撮影:ラリーズ編集部
平野・芝田は中国の陳夢(同1位)/王曼昱(同5位)ダブルスと対戦。
第1ゲーム、7-10から平野の攻撃と相手のサーブミスでデュースに追いついたが、王曼昱の強烈なレシーブで得点を奪われ、10-12で落とした。第2ゲームは、激しいラリー戦を繰り広げるも、バック側を攻められ、なかなか反撃の糸口を掴むことができない。後がない第3ゲーム、バック側への攻撃に対応しようとするも、最後は8-11でゲームを取られ、0-3のストレートで敗北した。
平野の打点の早い攻撃と、芝田の威力のあるドライブ攻撃は効いていたが、なかなか先手を掴むことができず、中国の壁の厚さを見せつけられる結果となった。
詳細スコア
中森帆南/大藤沙月 1–3 〇田志希/リー・ジオン(韓国)
9-11/6-11/11-8/4-11
平野美宇/芝田沙季 0–3 〇陳夢/王曼昱(中国)
10-12/5-11/8-11